(2015年12月10日 11:00〜12:30)
われわれがいつも体験しているにもかかわらず、一般にはあまり知られていない触覚の神経システムと触覚情報処理の基本について紹介します。まず、触受容器をはじめとする触覚神経システムについて話します。次に、主観的な体験としてあらわれる触覚の心理測定の基本について話します。最後に、バーチャルリアリティとの関連もあって注目されている、触覚の錯覚である錯触について話す予定です。
(2015年12月10日 13:15〜14:45)
スマートフォンやタブレットPC等のタッチスクリーンの普及にともない、新しいインタフェースの表現を拡張する手段として、触覚フィードバックが注目されています。 本講義では、タッチパネルだけに限らず、リモコンやスマートウォッチなどのウエラブルインタフェースなど、多種のインタフェースに共通して利用できる振動を用いた触覚フィードバックの基礎と応用技術について紹介します。特に、講演者が開発してきた振動刺激を用いた疑似力覚提示技術、それを応用した仮想能動触を利用したインタラクション技術など、具体的な応用事例も含めて紹介します。
(2015年12月10日 15:00〜16:30)
力覚センシング技術の実利用には簡易なメカニズムでの実装がしばしば求められます。本講座では簡易な力覚センシング技術でどこまで人間支援機器の機能を拡張できるか、実例を交えながら技術を紹介します。