1. 簡単な化学工学計算を活用した化学プロセスのスケールアップ
(2015年12月22日 11:00〜14:45)
有機合成研究者でも理解できる化学工学計算を活用して、安定したプロセスを構築するためのスケールアップ技術を習得する。
- ファインケミカルプロセス
- 発生する問題点
- 要求される技術
- 単位操作で発生するトラブル
- 工場でのトラブル発生状況
- 操作の振れと発生する現象
- スケールアップと影響因子 (なぜ実機で再現できないのか)
- スケールアップと化学工学の関わり
- 単位操作と化学工学
- スケールアップ検討の進め方
- スケールアップ予測計算
- ラボ、パイロット実験の考え方
- スケールアップに向けたラボ実験でのデータ取得方法
- プロセスの安全評価
- 事故事例
- プロセスの安全検討概要
- 単位操作と防災物性取得
- SC-DSCデータの解釈
- ARCデータの解釈
- プロセスの安全評価事例
- 撹拌
- グラスライニング製撹拌翼
- 撹拌のスケールアップ因子
- 動力数Np
- 撹拌動力の目安
- 撹拌実験チェックリスト
- 反応
- 反応熱の測定・推算
- 反応熱の実測値と推算結果
- 反応速度定数の算出
- 反応のシミュレーション
- 抽出
- 液-液抽出操作とその量的計算方法
- 溶剤と抽剤とが不溶解の場合
- 1回抽出と多回抽出
- 分液
- 分液速度の改善指標
- 分液速度の測定
- 粒子径とO/Wの密度差と分液速度
- 蒸留
- 蒸留実験
- 蒸留の基礎
- 液体の蒸気圧測定
- ソルバーによる収束計算
- 粉体の蒸気圧 (昇華) 測定
- 2成分系の気液平衡測定
- 混合物の比揮発度α測定
- 精留塔の段数測定
- 2相分離液体の共沸
- 晶析
- 晶析方法
- 汎用的なGL晶析装置
- ラボ実験とスケールアップ
- 核発生、結晶成長
- 晶析検討は溶解度曲線から
- 晶析溶液の結晶の析出のし易さ
- 結晶を大きくしたい場合、小さくしたい場合
- スケーリングの発生
- 非ニュートン流体のスケールアップ
- ろ過
- ろ過と沈降分離選定
- 沈降分離
- ケーキろ過および装置
- 平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数n
- 平均ろ過比抵抗、ろ過時間の算出例
2. 化学プロセスの設計、スケールアップの効率化に向けたExcel活用術
(2015年12月22日 15:00〜17:00)
- 物質収支と熱収支
- 蒸留
- 気液平衡関係
- 沸点・露点計算
- 単蒸留/精留計算 (2成分系蒸留計算)
- 多成分系蒸留計算
- ニュートン・ラフソン法による多成分系蒸留計算
- ガス吸収
- ガスの溶解度
- 充填層ガス吸収塔の設計
- 段塔ガス吸収の計算
- 液液抽出
- 多回抽出操作と向流多段抽出操作
- 液液平衡関係
- 多成分系多段液液抽出計算
- 吸着
- 吸着平衡
- 吸着操作
- 破過曲線
- 固定層吸着装置の設計
- 蒸発・調湿・乾燥
- 機械的分離
- 粉粒体/粒子の運動
- 分離効率/沈降分離操作
- ろ過
- 集塵
- 反応工学
- 反応速度解析
- 回分操作,連続操作
- 非理想混合状態
- 混合拡散モデル
- 槽列モデル
- 非定常混合拡散モデル
- 最適化・経済計算
- 最適化
- キャッシュフロー