人工知能技術の効果的な活用法

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プログラム

1. 人工知能技術の現時点での効果的な活用方法

(2015年12月10日 12:30〜13:45)

 インターネットの普及・ビッグデータの登場とソフト・ハードの進化に伴い、人工知能技術の第3次ブームが到来している。ブームという言葉自体が一時的な流行という意味を持つが、現在の人工知能技術の進化の段階を研究段階、実用化初期段階、普及化段階の観点でできるだけ正確に認識し、過度の期待や尚早な応用の結果から生じる失望を防ぎ、企業や生活者等にとってよりよい社会を実現することが現在の最大の課題と思われる。弊社が様々なプロジェクトを通じて効果的なデータの利活用を実現してきた幅広い分野で実用レベルにある人工知能技術/スマートデータサイエンスとその適用事例について、デモも交えながら実用化のための人工知能技術の要件や効果的な活用方法について解説する。

  1. 人工知能技術ブームの現状と実態
  2. 人工知能技術を応用したビッグデータ利活用の課題
  3. 課題を解決する実用的スマート・データサイエンス
  4. 新技術実用化の一般的な課題と活用方法の考察
  5. 現時点で実用化可能な人工知能技術の要件
  6. 実用的スマート・データサイエンスBNXとは
  7. 人工知能技術による人間の知能や行動のモデル化
  8. スマート・データサイエンスの応用方法
  9. スマート・データサイエンスの社会への広範な応用
  10. スマート・データサイエンスによる計算モデル構築デモ
  11. 効果的な人工知能技術の活用方法事例

2. 人工知能技術の次世代自動車への活用

(2015年12月10日 14:00〜15:30)

 ICTの指数関数的発展に伴い、ヒトの代わりにコンピュータがクルマを運転する「自動運転」の実現が今後早まる可能性があります。自動運転車は、周囲の道路状況や環境、ヒトやモノ、自車の状態を解析しながら、ぶつからない進路を決定し走行しますが、高速道路から一般道へと自動運転の範囲が拡大する際には、クルマはネットワークを介してクラウド上の人工知能にも繋がり、ヒトの脳と神経系の構造に近づき次世代IoTとも言える全体システムを構築する可能性があります。  更に、こうした次世代IoTはクルマ向けのみならず、生活のあらゆる局面に適応され、ヒトの日常の認識・分析・判断を支援し、生活や産業構造をまで大きく変える可能性もあります。こうした将来予測を自動運転を例としてお話しいたします。

  1. 自動運転はどこまで出来ているのか
    1. 高速道路での自動運転は実現間近 (2015年〜2020年)
    2. 一般道の自動運転には人工知能が必須 (2020年〜2025年)
  2. 人工知能を生んだICTの指数関数的発達
    1. 2010年以降のICTの破壊的変化
    2. ICTが脳の構造に近づきクラウド上に人工知能が既に宿り始めている
  3. 自動運転車はネットワークを介して人工知能とも繋がり次世代IoTの代表例ともなる
    1. 人工知能が引き起こす生活と産業構造の変化
    2. 今後はデータを持ちそれを分析出来る企業が国際競争力を牛耳る

3. 医療ビッグデータの調査・研究における人工知能技術の活用

(2015年12月10日 15:45〜17:15)

 私どもは、2010年度より、健康・医療分野におけるビッグデータ(医療ビッグデータ)に関する調査・研究に取り組んでおります。医療ビッグデータは一般的なビッグデータの持つ「量」、「多様性」、「迅速性」、「正確さ」という特徴に、複雑性、階層性、不確実性が加わったものです。また、医療ビッグデータの世界では「相関関係から導き出された結果を意思決定につなげる際に、慎重な対応を必要とする」という特徴があります。今回は、医療ビッグデータを特徴に沿った利活用技術や社会システムモデルについてご紹介すると共に、人工知能関連技術の適用事例についてもご説明します。

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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