機械部品や搬送用部品、また、家電製品や構造物等が突然破壊し、社会的な問題となることがある。このような場合、破壊した破断面を観察調査し、簡易的に対策を立てること、また、如何にしたら長寿命化できるか。
本セミナーはなぜ破壊が起きるのか、破壊・破断面はどのような形態をしめしているのかなど、マクロ的、ミクロ的な立場から易しく解説する。
- 破壊・破断面に関する基礎知識
- 破壊・破断面の調査における心構え
- 破損解析の手順と試料の準備
- 破損調査のチェックポイント
- 負荷応力の種類と破断形態
- 破壊モードとマクロ的な破断面模様
- き裂の発生と進展速度
- マクロ的な破断面形態
- 表面硬化処理鋼の破壊破断面
- 破壊機構とミクロ的な破断面模様
- 延性破壊とぜい性破壊
- ディンプル模様
- 擬へき開破壊
- 粒界破壊模様
- 疲労破壊模様
- 水素脆性破断面
- 応力腐食割れ破断面
- 疲労強度に及ぼす諸因子
- 長寿命化技術