難燃性高分子材料は、その応用分野が広いことから比較的堅実な需要動向を示しており、その関心度も高いが、最近の環境問題の厳しさから新しい難燃剤の開発はそれほど活発ではない。本セミナーでは、現在の難燃化技術を見渡し、今後の難燃化技術の進むべき方向性と新規難燃剤開発のコンセプトを整理。今後の方向性を考察してみたい。
- 環境安全性規制の動向と各種製品に要求される難燃性
- RoHS、改正RoHS (拡大RoHS) 、REACH
- 電気電子機器、OA機器、電線、ケーブル、建築、自動車、繊維等の規制
- UL規制 – フォローアップサービスでの評価試験の修正
- 臭素系・りん系難燃剤の環境問題の現状
- 難燃機構の研究動向と今後の方向性
- 気相、固相における難燃機構
- 最近の研究動向
- 新しい難燃剤開発のコンセプト及び難燃剤の現状と今後の方向性
- 難燃機構、難燃効率、環境安全性から見た考察
- 最近開発された難燃剤の種類と特徴
- 各産業界の主な難燃化技術
- 電気材料、電線、ケーブル材料、透明樹脂、リチウムイオン電池、耐熱フィルム、繊維など
- ナノコンポジット難燃材料、生分解性高分子の今後など
- 難燃材料の加工技術
- コンパウンディング設備と加工技術
- 押出加工設備と加工技術
- 難燃性評価試験の課題と今後
- コーンカロリーメーター
- 気相、固相における難燃化機構
- 難燃化技術今後の方向