本セミナーは、ガラスと樹脂をUV硬化接着剤で接着し、自動車ガラスの耐環境試験をクリアするUV接着仕様を提供いたします。
黒セラミック処理されたガラスに樹脂製品をUV接着剤により接着することは、大きく2つの理由により難しい。即ち、ガラス側からUV照射ができないこと、及びガラスが低強度ゆえに低温時、樹脂製品の収縮応力により破壊しやすいことからである。 本講座内容は、ガラスと樹脂をUV硬化接着剤により接着し、自動車ガラスの耐環境試験をクリアするUV接着仕様を提供するものである。提供する仕様であれば、樹脂と金属、樹脂と樹脂、樹脂と陶磁材料等の組合せにおいて、満足できる接着性能を発揮できるものと判断する。 現在、湿気硬化型接着剤などの硬化に時間を要する接着剤を用いている接着アッセンブリーメーカは少なくないものと思われる。この様な接着剤を用いているメーカでは、可能であれば速硬化接着仕様を採用し、省人・省スペース・省エネルギーのための改善を図りたいと考えているものと思われる。是非、この機会に速硬化接着仕様の中でも初期投資費用、並びにランニングコストの低いUV接着仕様の導入を検討していただけたら幸甚である。