化粧品使用感・評価法の基礎と商品開発への応用

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本セミナーでは、化粧品の使用感・評価法について基礎から解説し、お客さまの求める使用感の探求、開発、商品への反映について詳解いたします。

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プログラム

化粧品は工業製品でありながら文化財としての顔を持ち、また極めて優秀な商材でもあります。その化粧品の商材力のもとは感性価値で、その中心は使用感にあります。  このセミナーではスキンケア化粧品の使用感について、感性価値としての意味付けから始まり、お客さまの求める使用感の探求、開発、商品への反映、さらにはお客さまの共感を呼ぶ共感訴求までを実際のデータをもとにお伝え致します。  また、官能評価の基礎を修得することにより、感性価値の科学的で客観的な記述力を身につけていただきます。同時に商品開発の原理を浚い、商品への反映を確実にします。

  1. 感性価値と化粧品
    1. 商品の感性価値
    2. 感性価値と創造的官能評価の考え方
    3. 化粧品の感性価値
  2. 化粧品の使用感・心地よさ
    1. 使用感の意味・価値を考える
    2. スキンケアの肌効果と使用感
    3. 感性価値の優れた使用感とは
  3. 使用感の科学的記述法・評価法としての官能評価
    1. 使用感や心地よさの記述法および検討のツール
    2. 科学的測定法としての官能評価の超促成入門
    3. 生理学、心理学からの感覚研究成果の利用
    4. 化粧品の官能評価での難しさや注目点
  4. 商品開発再考
    1. 買っていただける商品の再考
      • 商品力の三角形
        • コンセプトの三角形
        • 機能≠効用についての認識
      • 総合価値の最大化やリピートに繋がる感性価値
        • 感性価値の構造と総合価値の最大化
        • 実質効用と感性効用の補完関係、および効用の進化
      • 感性価値の商品への取り込み
        • 思いをことばに、ことばをかたちに
        • SH変換:コンセプトを商品仕様に展開
  5. 感性価値の定量的・視覚的記述法であるQDAの作成法と利用法
    1. 言葉の選定と尺度の設定
    2. ソムリエの言葉、ブレンダーの言葉
    3. QDAの使いこなし (創造的活用例)
      • 2軸分析
      • 多変量解析の応用
      • 時系列分析
  6. QDAを活用した使用感の【集・創・伝】の体系
    1. お客さまの求める使用感を探求・収集する【集】
      • お客さまの言葉とメーカーの言葉
      • QDAによる市場分析
      • Ⅱ型官能評価による消費者からの情報収集
    2. その使用感を創造し商品設計に反映させる【創】
      • 設計検討とSH変換の例
      • 実際的な設計目標の立て方
    3. お客さまの共感を呼ぶ訴求情報を開発する【伝】
      • 共感訴求とは
      • QDAから訴求ワードの抽出
      • 攻撃型価値と守備的価値
  7. 評価系の併設と感性価値の再開発
    1. 感性価値の確実な具現達成のための評価系
      • 評価サイクルと各段階での価値評価の実際
    2. できちゃった商品の感性価値開発
  8. 官能評価の概観・観測と参考図書案内

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)
136-0071 東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

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