3Dプリンターとその材料、求められる特性とその現状、および開発動向

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光造形システムの発明後、各種三次元積層法 (Additive Manufacturing:AM=3D Printer) が発明され、実用化されてきた。今日、20年以上経過し基本特許が切れようになり、再び大きなビジネスチャンスが訪れている。多くの人々は3Dプリンターで「ものづくり」に変化が起こることで、産業革命が起こるものと信じている。  しかし、そのための装置や材料の完成度は必ずしも高いものではなく、この大きな期待に答えるためには装置の改良や開発もさることながら、その出力物 (造形物) の性能・品質・機能の向上が求められる。出力材料は樹脂や金属材料であり、いままでニッチな市場として注目していなかった産業界も違った目で見始めている。今までの大量生産=安価という図式から、3Dプリンターを利用した少量生産=高付加価値という点に注目して取り組みが始まろうとしている。今、このビジネスチャンスを逃さないために、3Dプリンターの出力に用いられる材料について、その現状と求められる特性とを理解すると共に、今後の開発の方向性を知ることは極めて重要である。

  1. はじめに
    1. 3Dプリンター、何が出来るか
    2. 3Dプリンターと材料の開発の歴史
    3. 3Dプリンターおよびその材料の国内外の市場
  2. 3Dプリンターとその材料
    - 各積層方式とその材料の求められる特性と現状 -
    1. 材料押出し法 (溶融樹脂積層法;FDM) 材料
    2. 液槽光重合法 (光造形法) 用液状光硬化性樹脂の現状と課題
    3. 粉末床溶融結合法 (粉末焼結; SLS, SLM) 用材料
    4. 結合剤噴射法材料
    5. 材料噴射法とその材料
    6. 指向エネルギー堆積法
  3. ハイブリッド型積層造形装置の現状
  4. 国内外の装置メーカー、材料メーカーの動向
    • DMS2015 (Tokyo) 、Euromold2015 (Dusseldorf) などで見えたもの
  5. 国家プロジェクト、金属造形を目指すTRAFAMと基礎的なSIP
  6. 材料から見た3Dプリンターの今後の行方
    1. 医療・歯科用途など
    2. 宝飾用途など
    3. その他の用途
  7. まとめ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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