第1部
タッチパネル用途透明導電材の技術動向
(10:30~11:50)
iPhone、iPadの人気でタッチパネルが脚光浴びている。主力材料が透明導電材で100%ITOである。ITOはディスプレイの主力材料でもあるが、タッチパネル用途なりの必要特性が異なる。
本セミナーでは種々のタッチパネル用の必要特性を解説する。さらにITO代替の開発状況を報告する。
- 種々のタッチパネルの市場と特徴
- 種々のタッチパネルの特徴
- 同上市場動向
- 種々のタッチパネルの導電材の必要特性
- タッチパネル用途でのITO生産
- 生産方法
- タッチパネル用途でのITO製膜条件
- ITO代替
- ITO代替開発動向
- タッチパネル用途としてのITO代替使用情況
- タッチパネルでの導電材の評価方法と評価装置
- ITOフィルムの生産メーカーと規模
第2部
透明導電性フィルムと透明導電材の市場動向
(12:30~13:30)
透明導電性フィルムの最新の市場動向を中心に今後の用途展開や有望透明導電材等を分析。
- 透明導電性フィルムの市場動向・開発動向
- 全体市場
- タッチパネル用
- 電子ペーパー用
- 有機EL用・有機系太陽電池用・その他
- 透明導電材の市場動向・開発動向
- ITO膜
- ITOインク
- 導電性ポリマー
- 銀インク
- その他
- 透明導電性フィルム及び透明導電材の今後の市場展開
第3部
透明導電性高分子を用いたフレキシブル電子ペーパー開発
(13:40~15:00)
透明導電性高分子であるpoly (3,4-ethylene dioxythiophene) and poly (styrenesulfonate) (PEDOT/PSS) をフレキシブル電子ペーパーの電極材料へと適用した。印刷法あるいはレーザーアブレーションを用い、フィルム基板上に高解像度のライン電極を形成した。材料の特性改善 (透過率,抵抗値,粘度など) およびプロセス条件の最適化を行った後、解像度 88 dpi、対角 4.0 インチのフレキシブル電子ペーパーを作製し、パッシブマトリクス駆動による画像表示に成功した。さらに、PEDOT/PSS 電極からなるフレキシブル電子ペーパーは、従来のITOからなるパネルと同等の表示特性を示した。
- 電子ペーパー QR-LPDTMについて
- 電子粉流体の特徴
- QR-LPD のパネル構造と特徴
- フレキシブル電子ペーパー
- フレキシブル電子ペーパーの技術課題
- 電極材料に求められる特性
- 導電性高分子について
- PEDOT/PSS: 構造と特徴
- PEDOT/PSS薄膜の透明性と導電特性
- PEDOT/PSS薄膜に対する高解像度パターニング技術について
- レーザーアブレーションによるPEDOT/PSS薄膜のパターニング
- レーザーアブレーションにより得られたPEDOT/PSSライン電極
- PEDOT/PSS電極を有するフレキシブル電子ペーパーとそのディスプレイ特性
- スクリーン印刷法による PEDOT/PSS電極の直接形成
- スクリーン印刷のための PEDOT/PSS材料改質
- スクリーン印刷により形成した PEDOT/PSSライン電極
- PEDOT/PSSライン電極の形態について
- PEDOT/PSSライン電極の透過率と抵抗値
- 直接印刷電極からなるフレキシブル電子ペーパーとそのディスプレイ特性
- まとめ