高齢者の「使いやすさ」評価と許容値設定の考え方

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プログラム

1. 使いやすさにおける「許容値」の計測・評価方法と考え方

(2015年11月17日 12:45〜14:45)

 「使いやすさ」「使い心地」の感じ方は人によって様々であるため、製品開発においても「誰がどのくらい使いやすければ良いのか?」について、悩まれたことがあると思います。  本講演では、モニター評価における許容値、例えば、楽な動作 (身体負担) 、わかりやすさ、使い心地について、「どのような評価・計測を実施し、許容値を設定することで製品へ落とし込めば良いのか?」の考え方について、事例を交えながら紹介していきます。

  1. 許容値とは?
  2. モニター評価の流れ
  3. 個人差に対する考え方
  4. 許容値の計測、評価の仕方
  5. 許容値の設定の仕方と考え方
  6. 高齢者と若年者の違い
  7. モニター評価における許容値の事例
  8. 身体負担に関する許容値とは?
  9. 最大発揮力と日常発揮力
  10. シミュレーションを用いた身体負担の定量化
  11. 身体負担における許容値の事例

2. 中高齢者の心身の特性および心理的生理的な計測、評価法と「許容値」設定の仕方

(2015年11月17日 15:00〜17:00)

 近年、高齢社会を向かえ、介護やヘルスケアへの関心が高まっており、行政や研究機関などでは健康増進プログラムの推進や中高齢者のヘルスケアの奨励さらには、老年医学の視点からの取り組みや多くの提言がなされている。しかしながら、中高齢者の心身の特性が単に年齢差や生活環境の違いだけでなく、個々人の生活意識や認知機能などと大きく関連しており、中高齢者の生活支援も個々の生活実態や特性に合わせたきめ細かい対応が必要であることが明らかになってきた。  そこで、本講では、中高齢者の心身の特性について言及するとともに中高齢者対応の調査や生理計測法について実例を挙げながら解説したい。

  1. はじめに ~中高齢者研究の現状と課題~
    被験者の選定の仕方、計測条件、機器の選定の仕方における現状と課題
  2. 官能評価、実用試験について:特に高齢被験者の特性把握と選定条件
    1. 被験者の生活環境の把握
      • 就労と職種
      • 家族構成
      • 住環境と地域…
    2. 被験者の心理特性の把握
      • 認知
      • 性格特性
      • クラスター別…
    3. 被験者の生理特性の把握
      • 自律神経機能
      • 運動機能
      • 認知機能…
    4. 海外での被験者の特性把握と選定条件
      • 人種
      • 慣習
      • 収入
      • 地域…
    5. 小まとめ1
  3. 試験の留意事項:特に試験の立案、計画、実施および解析
    1. 試験の立案、計画に関する育成
      • 季節
      • 被験者選定
      • 試験項目など
    2. 試験の評価項目の選定および計測技術
      • 心理
      • 生理評価技術など
    3. 海外での評価、試験実施の留意点
    4. 小まとめ2
  4. 総括
    ~信頼性が高く、効率的な評価、試験実施に向けて~

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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