R&D費用の見積もり、評価と予算配分・優先順位の決め方

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

日時

開催予定

プログラム

昨今、アベノミクスによる経済状況の持ち直し、将来の見通しの不確実性の減少、企業の投資意欲の増大などの傾向が見えることから、より一層の成長戦略の実現が待望されている。しかしながら最近の顕著な円安傾向、原油価格の下落、消費税の引き上げ、株式市場の不安定化によって、市場は不確定な要素が増加している。  これらを踏まえて、企業にとって、財務体質の強化、コスト経営など経費・原価の低減、さらに各企業の経営課題の解決、成長戦略の実施が急務となっている。成長戦略では、企業の収益性の確保、売り上げの増大等の目標を達成するために、研究開発の多角的な成果が、期待されている。特に、長期的な研究開発における費用と収益予測の確実性が求められる。  研究開発は、不確実性が高く、その評価は非常に難しいが、企業の永続性において、不可欠であるため、研究開発計画の確実性の向上が不可欠とされている。研究開発の戦略策定においては、費用の見積もり、技術ロードマップがキーとなる。  本稿では、中長期的研究開発における研究開発計画の効率化およびその具体的な予算配分について概説する。その結果、研究開発の戦略策定の多角化・見える化により、技術出身及び文科系出身の経営層が技術経営という視点での研究開発の議論に参画することができる。

  1. 研究開発とは
  2. 研究開発テーマ
  3. 技術ロードマップ
  4. 研究開発費の管理と配分の考え方
  5. 研究開発計画と費用の見積もり
    1. 基礎研究計画と費用の見積もり
    2. 応用研究計画と費用の見積もり
    3. 商品開発計画と費用の見積もり
  6. バリューチェーンと収益
    1. バリューチェーンと収益の考え方
    2. バリューチェーン毎の収益と費用の考え方
  7. 研究開発資源の最適配分と判断基準
    1. 事業収益性の分析と投資の考え方
    2. 研究開発の収益分析と投資
    3. 中期・長期戦略における予算配分の決め方
    4. 基礎研究における予算配分の決め方
    5. 応用研究における予算配分の決め方
    6. 商品開発における予算配分の決め方
  8. 研究開発の経済性評価と対費用効果分析
    1. 研究開発での収益と費用の考え方
    2. 研究開発の売上への貢献度の算出
    3. 技術の生産性指標を用いた費用対効果
    4. 研究開発の各フェーズの費用算出
  9. ポートフォリオ分析
    1. 技術体系
    2. 技術ポートフォリオ
    3. 技術ポートフォリオの分析
    4. 技術体系をベースにした技術ポートフォリオ分析

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

複数名同時受講割引について