バイオ医薬品の当局が求める規格及び試験方法設定 / 分析法バリデーション実施とCMC申請 / CTD M1.2, M2.3, M3.2記載 (例)

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会場 開催

本セミナーでは、ガイドラインに基づき、最近のバイオ医薬品原薬及び製剤の製造方法、規格及び試験方法、安定性試験などのM1.2、M2.3及びM3.2の記載要点及び欧米との相違点を解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 バイオ医薬品におけるCMC申請/CTD M1.2, M2.3, M3.2記載 (例) と3極の記載レベルの差

(2015年11月12日 10:30〜13:00)

 近年、バイオ医薬品の承認申請において、製剤開発及び品質管理のICHガイドライン (Q8、Q9及びQ10) に記述されている原則と概念を反映するようになり、また昨年に原薬の開発と製造 (Q11) が公表され、承認申請資料のうち、原薬の3.2.S.2.2~3.2.S.2.6 に記載すべき内容に関する指針を示され、CTDのCMC部分の作成に変更してきました。  本講では、上記のガイドラインに基づき、最近のバイオ医薬品原薬及び製剤の製造方法、規格及び試験方法、安定性試験などのM1.2, M2.3及びM3.2の記載要点及び欧米との相違点を解説する。

  1. バイオ医薬品の一般注意事項
    1. バイオ医薬品の特性
    2. バイオ医薬品の品質管理の特性
    3. 承認申請書 (M1.2) の記載要項
    4. 品質に関する概括資料 (M2.3) の記載要項
    5. 個々の報告書 (M3.2) の記載要項
    6. 3極の記載レベルの差
  2. 製造方法及び製造方法開発
    1. 製造法の記載 – 重要なーパラメータ
    2. 製造法の記載 – 承認事項と軽微変更事項
    3. 製造法の記載 – 重要工程
    4. 製造法の記載 – 製造法開発
    5. 製造法の記載 – 承認後製造法変更管理
    6. 製造法の記載 – 原薬と製剤の違い
    7. 一般タンパク質製剤の製造法記載
    8. 抗体医薬品の製造法記載
  3. 重要品質特性及び規格/試験方法
    1. バイオ医薬品の重要な品質特性
    2. 規格試験と重要品質特性との関係
    3. 規格試験と製造方法との関連性
    4. 一般タンパク質製剤の規格設定
    5. 抗体医薬品の規格設定
  4. バイオ医薬品の安定性試験
    1. バイオ医薬品の安定性試験の一般注意事項
    2. バイオ医薬品の安定性試験の試験項目選択
    3. 安定性試験結果の評価と有効期限の設定
    4. 最近の照会事項の例

第2部 バイオ医薬品の規格及び試験方法の設定と分析法バリデーション

(2015年11月12日 13:45〜16:40)

 バイオ医薬品の原薬及び製剤の製造販売承認申請において、市販後の品質管理に必要となる規格及び試験方法の設定と精度管理の元になる分析法バリデーションの実施は、CTD-Qでは臨床試験で確認された有効性と安全性を継続的に保証するために申請者が規制当局に提示するものである。  この規格及び試験方法の設定について、バイオ特有の不均一性を担保する方法を既存製品の例を引用しながら試験方法の設定の要件の説明と共に、種々の試験方法に必要となる分析法バリデーションの実施方法も解説する。

  1. 確認試験と構造一致の判断基準
    1. 原薬
      • アミノ酸組成分析
      • SDS-PAGE
      • IEC
      • ペプチドマッピング
    2. 製剤
      • HPLC
    3. 標準物質の設定
  2. 純度試験と規格設定
    1. 目的物質関連物質と目的物質関連不純物
      • SE-HPLC
      • IEC
    2. 製造工程由来不純物
      • 残留溶媒
      • 宿主由来タンパク質
      • DNA
  3. 定量法と規格設定
    1. 物質量
      • タンパク質含量:UV法とHPLC法
    2. 生物活性
      • 比活性:In-vivo assayとin-vitro assay
  4. 微生物学的試験

会場

京都府民総合交流プラザ 京都テルサ
601-8047 京都府 京都市 南区東九条下殿田町70番地
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