本セミナーでは、効果を最大限発揮させるための成形加工上のポイントや、目的に応じた造核剤の選択方法について解説いたします。
造核剤 (結晶核剤) は結晶性高分子の結晶化を促進する添加剤であり、高分子に少量添加することで生産性 (成形性) の改善や力学物性、透明性の向上が期待される。ポリプロピレン (PP) を中心に使用量は増加しており、応用例は多岐にわたっている。 本講習会では、高分子の結晶化と造核剤の作用機構について説明するとともに、市販されている造核剤の性能を紹介しながら、効果を最大限発揮させるための成形加工上のポイントについて解説する。また、目的に応じた造核剤の選択方法や最近の技術動向についてまとめる。