本セミナーでは、フランジ締結体の基礎から計算方法までを演習を交えてわかりやすく解説いたします。
工場施設、プラントなどにおける配管系のフランジ締結体においてひとたび漏えい事故が発生すると大きな経済的損失を招くので、フランジ締結体に関する適切な計算・施工・維持管理が必要である。漏えい事故防止のためにはフランジ締結体を構成する管、フランジ及びボルト・ナットの強度の考え方を正しく理解する必要がある。本講義では管、フランジ、ボルト・ナット及びガスケットに関する強度特性の基礎を学ぶとともに、それらが連成したシステムとしてのボルト締めフランジ締結体の特性を学ぶ。ガスケットはフランジ締結体の密封特性を支配する重要な要素であるので、ガスケットの特性についても詳しく説明する。 フランジ締結体の施工上、適切なボルトの締付け力を決定することが重要である。現行のJIS規格による方法及びガスケットの密封特性を考慮した方法により必要なボルト締付け力を計算する方法を学ぶ。この講座では、この分野の経験の浅い若手技術者を対象として、フランジ締結体の基礎から計算方法までを演習を交えてわかりやすく解説する。