ISO9001及び14001_2015年版の新規格では、各規格間との整合性が図られ、また、組織の内外環境やリスク分析に基づいた計画を策定するといった全く新たな要求が加わりました。一方、組織戦略や事業プロセスとの統合を目指し、マネジメントシステムのパフォーマンスがより重視されます。さらに、QMSには、組織の知識や変更の管理等、EMSには、製品のライフサイクルを俯瞰した環境側面の考慮、及び、サプライチェーンを見渡した環境保全への関与等が要求事項となりました。
本講演では、このような内容を含め、ISO9001及びISO14001新規格要求事項を現行規格と比較しながら説明します。また、これらの変更に対する企業としての取り組み課題と対応方向を解説します。
- ISO9001_2015 規格の特徴概略
- 他MS規格との整合性
- 事業戦略との整合性、ビジネスピロセスとの統合
- リスクに基づく考え方を組み込んだプロセスアプローチ
- 組織の意図した結果、パフォーマンス重視
- 文書化要求の削減、規範的な要求事項の削減
- サービス業への適用配慮
- QMS固有強化/追加点 (変更管理、組織の知識、ヒューマンエラー他)
- ISO9001_2015 規格要求事項と 現行規格との差異
- 現行規格と新規格の対比表
- 4章.組織の状況
- 5章.リーダーシップ
- 6章.計画
- 7章.支援
- 8章.運用
- 9章.パフォーマンス評価
- 10章.改善
- ISO14001_2015 規格の特徴概略
- 他MS規格との整合性
- 事業戦略との整合性
- ビジネスプロセスへの統合
- リスクの分析と対策
- ライフサイクルマネジメントの視点
- サプライチェーンにおける環境影響
- ISO14001_2015新規格要求事項と 現行規格との差異
- 現行規格と新規格の対比表
- 4章.組織の状況
- 5章.リーダーシップ
- 6章.計画
- 7章.支援
- 8章.運用
- 9章.パフォーマンス評価
- 10章.改善
- 組織の対応課題 – マニュアル改訂戦略を中心に
- オプション1:現品質マニュアルと現環境マニュアルの個別改訂
- オプション2:共通箇条構造に基づいた統合マニュアルの作成
- オプション3:ビジネスプロセスアプローチベースの統合マニュアルの作成
- おわりに