(2015年11月21日 13:00〜14:10)
日本は類を見ない高齢化社会を迎えています。臨床現場では寝たきりで失禁に伴うスキントラブルの発生に悩まされます。また、ストーマを造設された方も排泄物の付着やストーマ装具の装着に伴う刺激でスキントラブルを発生させます。これらのスキントラブルの発生には脆弱な皮膚のバリア機能の破たんが関係しています。予防するには皮膚の生理機能、皮膚にどのような刺激が加わって、スキントラブルが発生するのか、その原理を知ることが重要です。今回は皮膚の生理機能を理解したうえで、ヒューマンインターフェイス概念および排泄に伴うスキントラブルの発生機序を具体的に解説いたします。
(2015年11月21日 14:30〜15:40)
おむつは排泄にトラブルを抱える人々にとってQOLの維持や生活を支えるために必要な用品の1つです。しかし、本人、看護・介護者にとっておむつを使用すべきか否かの判断には困難を感じることが多くあります。また、おむつからの脇漏れ、スキントラブルは、排泄管理の上で大きな問題となります。そこで、今回は排便・排尿の基本的ケアの方法を概説し、尿漏れ対策、スキントラブル対策、排便コントロールについて解説致します。
(2015年11月21日 15:50〜17:00)
オストメイトにとってストーマ周囲皮膚障害は、強い痛みや痒み、装具が漏れるなど深刻な問題です。2012年ストーマ周囲皮膚障害の重症度を数値で評価できるツールとして、「ABCD – StomaR」が開発され、2013年にはそれに基づくベーシックスキンケア「ABCD – StomaRケア」が開発されました。その活用方法について、症例を通して解説いたします。
【展示会】