ICH M7変異原性不純物評価における判断・アプローチ方法と分析 実践

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第1部 ICH M7ガイドライン対応のための医薬品中DNA反応性 (変異原性) 不純物の評価方法と変異原性判断

~in silicoで判定できなかった場合、情報調査で明確なAmes陽性、陰性と判断できなかった場合におけるアプローチ方法などの解説~

(2015年10月30日 10:30~13:00)

 ICH M7ガイドライン (日米欧三極合意) (英文) は2014年6月に公表された。本ガイドラインの和訳版は2015年8月19日時点で未公表であるが、まもなく公表される予定である。M7ガイドライン対応による医薬品DNA反応性 (変異原性) 不純物の評価はそれら不純物の品質管理に大きな影響を与えるのみならず、医薬品承認申請等におけるドキュメンテーションの重要事項である。  本講演では、ガイドライン公表版 (Step 4 version, dated 23, June 2014) を基に、ガイドラインの目的や適用範囲、一般原則などのほか、変異原性情報調査の方法、in silicoツールによる変異原性予測、評価、リスクの特性解析等を中心に解説する。特に、変異原性評価におけるin silico予測において判定結果に迷う場合や、変異原性情報調査において明確なAmes試験陽性、陰性と判断できない場合などにおけるアプローチ方法について述べる。本講座が事業者 (担当者) の適切なM7対応のための支援につながれば幸いである。

  1. M7ガイドラインの目的と法規制
  2. ガイドラインの適用範囲
  3. 一般原則
  4. ハザード評価の要件
  5. 発がん性、変異原性情報調査の方法
  6. in silicoツールによる変異原性予測 (理論と実際)
  7. in silico予測結果が食い違った場合のアプローチ方法
  8. 情報調査でAmes試験陽性、陰性と判断できなかった場合のアプローチ方法
  9. 変異原性評価結果による管理方法
  10. リスクの特性解析
  11. 許容摂取量

第2部ICH M7ガイドラインをふまえた医薬品中の変異原性不純物分析 実践

(2015年10月30日 13:50~16:20)

 2014年 ICH M7ガイドラインが最終合意に至ったことにより、医薬品メーカーはDNA反応性 (変異原性) 不純物の評価・管理を迫られています。当該不純物は既存ガイドライン対象の不純物とは異なり、微量域での管理が求められるため、分析条件設定に際し、往々にして困難が伴います。本セミナーでは、当該ガイドラインの要求事項を理解し、実際の分析事例に触れることにより、当該不純物の分析に取り組む方々に役立つ場としたいと存じます。

  1. ICH M7ガイドラインについて
    1. DNA反応性 (変異原性) 不純物について
    2. ガイドラインの適用範囲,適用時期
    3. 不純物のリスク評価方法 (クラス分類と管理措置の決定)
    4. TTC (毒性学的懸念の閾値)
    5. 個々の規制値、総量規制値
    6. 製造工程由来不純物の管理
  2. DNA反応性 (変異原性) 不純物分析
    1. DNA反応性 (変異原性) 不純物分析の難しさ
    2. 前処理条件設定へのアプローチ
    3. 測定条件設定へのアプローチ
    4. 定量計算方法適用へのアプローチ
    5. 分析法バリデーション試験
    6. 事例紹介

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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