ウェアラブルデバイスが世界で一斉に注目を浴びています。
通信機能を備えたウェアラブルデバイスとアプリケーションの連携は、IoT (Internet of Things) の発展とともに多岐にわたる分野で期待が高まっています。
本講習会ではその中でも、ヘルスケア分野 (健康、医療、スポーツ、そして介護) におけるIoTやウェアラブルデバイスの基礎知識から事業推進への実務応用までのプロジェクト推進やビジネスデザイン、プロデュース手法について解説します。
主な内容は、市場動向から取得データの活用、革新的なビジネスモデルの簡単な作成法をはじめ、ビジネス推進の在り方 (マーケティング、デザイン、プロモーション) 、顧客視点の重要性、顧客啓発 (起動と継続喚起の考え方) 、そして2020年までと、以降へ向けた中長期スパンでの発想から実践までを一気に体験することができます。
序章: これからの健康市場で必要なコンセプト
- この講座の特徴
- 予見 (2020年以降を見据えて)
序章2: イノベーションポリシー (発想の転換)
- 市場の再認識
- 健康と医療の違いを理解する
- ヘルスケア機器と医療機器の違い
- その技術の出口は非薬事で行けますか?
- ヘルスソフトウェアとは (ガイドラインについて:概論)
- マーケット特性と今後の狙いどころ
- 市場予測 (5年後へ向けて:ヘルスケア産業の今後の方向性を占う)
- 「在宅」というキーワード (健常から介護まで)
- 米先進IT企業のヘルスケア、ウェアラブルの先行事例と分類
- どんな商品提案が進んでる?
- 市場評価
- 日本政府・実証事業の事例
- 総務省ICT推進事業における健康見える化実証事業の経験
- 「技術とサービス」の勘所
- 健康データは個人情報?
- 健康ビッグデータにある可能性とは
- 考え方とコミュニケーションの在り方
- 健康長寿に重要な要素と
- 開発における「デザイン思考」 (M+D+P) の重要性
- クリエイティブバリューの時代
- ハイ・コンセプトとは
- 顧客体験価値の創造に資するために技術を使う考え方
- 「デザイン価値」の取り込み方
- デザインの本当の意味
- 価値が具現化 (ブランディング) された事例
- その価値の利益貢献例
- 近未来ニーズやウォンツを理解する
- 顧客視点 (プロモーションイメージ) を持つ利点
- ヴィジュアライゼーション (映像化) の価値
- フューチャーヴィジョン脳へ
- ユーザ体験度を高めたヒット事例
- 世界的ヒット事例に学ぶ
- Apple製品の利益構造にみる収益化の考え方
- プラットフォームビジネスはどう創る?
- 部長、そのデザインでは売れません!
- 技術優位な製品化の凋落
- BtoBならデザインはいらいない?
- 本格的なウェアラブル時代の幕開け?
- Apple Watchの登場
- 開発責任者Jay Blahnikの発想
- プロモーションの在り方
- プラットフォームとして根こそぎ奪われる?
- 巧妙なMedical Research (Research Kitの革新性)
- ガラパゴス化を2度と起こさないために
- 日本サッカーの変遷にヒント (集団守備の強みから攻撃重視)
- 組織内の意識改革
- プロデュースワークのススメ
- 異分野との融合価値 (接点の探し方)
- ヴィジュアライジング手法
- 企業アライアンスの在り方
- 単独推進の困難
- 支配型からシェア型へ (機密性とスピードの関係性)
- ビジネスモデル作成演習
- ビジネスモデルキャンパスを使って90秒で創る
- アイデアから事業企画への1,000本ノック