燃料電池触媒の耐久性向上

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プログラム

1. 燃料電池用Pt系触媒の微細化による活性と耐久性への影響

(2015年11月16日 10:30〜12:00)

触媒単位重量当たりの活性 (質量活性) は、その比表面積と単位面積当たりの活性 (面積比活性) の積で表される。質量活性の向上には触媒の粒子サイズを微細化し、その比表面積を高めることが一般的である。しかし、触媒の粒子サイズ減少によって面積比活性は減少する傾向を示し、質量活性は単純な微粒子化により向上しない。また、微粒子化によって触媒の耐久性は低下傾向を示す。適切な微粒子化と触媒の微細構造設計による高活性/高耐久性触媒への指針について講演する。

  1. 燃料電池とPt系触媒
  2. Pt系触媒の電気化学測定
  3. Pt系触媒の耐久性試験
  4. Pt系触媒の微粒子化
    1. 微粒子化による触媒活性変化
    2. 微粒子化による耐久性変化
  5. 高活性/高耐久性触媒
    1. コアシェル触媒
    2. 合金触媒
    3. 他研究機関の紹介
  6. まとめ

2. シリカ層での被覆による固体高分子形燃料電池用Ptカソード触媒の高耐久性化

(2015年11月16日 12:45〜14:15)

固体高分子形燃料電池の本格的普及に向け、Ptカソード触媒の高活性化、高耐久性化が求められている。本講座では、我々が開発しているPtカソード触媒の 高機能化法について紹介する。

  1. 固体高分子形燃料電池に関して
  2. 固体高分子形燃料電池用Ptカソード触媒の劣化に関して
  3. Ptカソード触媒の耐久性向上に関する研究
  4. シリカ被覆Pt触媒の調製法
  5. シリカ被覆Pt触媒のPEFC用カソードへの応用
  6. シリカ被覆Ptカソード触媒開発の今後の狙い

3. カーボンアロイ触媒の微細合成技術

(2015年11月16日 14:30〜16:00)

  1. 背景
  2. 含窒素芳香族高分子の重合
    1. 芳香族ポリイミド (PI) の合成方法
    2. 芳香族ポリアミド (PA) の重合方法
    3. 芳香族ポリベンゾアゾールの重合方法
  3. 含窒素芳香族高分子の焼成及び特性評価
  4. 含窒素芳香族高分子の焼成過程の観察
  5. 含窒素芳香族高分子化合物へのFeの添加
  6. まとめ

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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