第1部. 用途・目的に合わせた防腐剤の上手な選び方と処方設計
(2015年10月21日 12:30〜14:30)
化粧品の防腐をするにあたり、その意義、考え方、実際の防腐剤の選定などについて学習できるようにします。また、その他考慮する点に関しても述べます。
- 防腐の必要性
- 化粧品の微生物汚染について
- 微生物汚染を防ぐには
- 工場衛生管理について
- 防腐の基本的な考え方
- 防腐剤の種類
- アルコール系
- パラベン系
- その他フェノール系
- その他の防腐剤
- 防腐剤を添加するに当たって
- 考慮する事柄
- 原料について
- その他製品の性質
- 製品形態別に考慮すること
- 水溶系
- O/W型乳化物
- W/O型乳化物
- シャンプーなど
- 粉物類
- その他の製品
- その他防腐剤に関すること
- 法令
- 特許
- その他 など
第2部. 化粧品の保存効力試験の進め方と結果の解釈
(2015年10月21日 14:45〜16:15)
化粧品は防腐剤を配合するなどして、微生物による劣化を防ぐ設計がなされている。化粧品の微生物学的な保存性の評価方法として、薬局方[日本 (JP) 、EU (EP) 、米国 (USP) ]やISO11930が参考にされるケースが多い。本講演では日本薬局方 参考情報「保存効力試験法」を中心に試験の進め方や結果の解釈について紹介する。
- 微生物制御の基本概念
- 化粧品の微生物による汚染
- 微生物による一次汚染と二次汚染
- 環境からの微生物汚染
- ヒトからの微生物汚染
- 防腐剤について
- 防腐剤の種類
- 防腐剤の作用機構
- 防腐剤の安全性
- 保存効力試験について
- 参考とされる試験方法
- 保存効力試験実施における留意点
- 微生物株の入手・保存・継代
- 試料・接種菌液の調製
- 菌液の接種・保存
- 生菌数測定
- 結果の判定 (解釈)