本セミナーでは、五感をはじめ、温熱感覚や痛感覚などの体性感覚機能を総合的に理解できるとともにストレスや疲労、さらには快適時の体性感覚の変化を解析するための心理生理学的な評価技術について、多数事例をあげて紹介いたします。
ヒトは、自己の状況や周囲の情報を把握し、それらに対応するために五感 (視覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚) に代表される重要な感覚機能を身につけているが、近年、生理学的には、触覚としての体性感覚 (温冷覚、圧覚など) の重要性も示唆されている。ところで、このような生体の感覚機能が日常的なストレスや気分 (うつ気分や不快感など) などにより低下し、気づかないうちに心身の様々な不調や愁訴を引き起こすことが懸念されていることから心身両面からの総合的な解析、評価が求められている。 そこで、本講では、五感をはじめ、温熱感覚や痛感覚などの体性感覚機能を総合的に理解できるとともにストレスや疲労、さらには快適時の体性感覚の変化を解析するための心理生理学的な評価技術についても、多数事例をあげて紹介いたします。