本セミナーでは、粒子表面の機能設計のためのナノ粒子のグラフト化処理の方法論を説明いたします。
シリカなどの無機ナノ粒子やカーボンナノチューブなどのナノカーボン表面へのポリマーのグラフト化反応の方法論についてまとめる。ついで、具体例をあげて、ナノ粒子表面へ導入した官能基をベースとするポリマーグラフトナノ粒子の合成 (実験) 法の実際と、その表面評価技術について説明する。また、ポリマーグラフトナノ粒子の分散性制御について紹介する。 さらに、グラフト化技術を用いた、ナノ粒子表面への抗菌性、生物忌避性、さらには難燃性の付与による新規機能性ナノ粒子 (フィラー) の用途展開について述べる。