本セミナーでは、実用的なナノ粒子等フィラーの分散制御や評価法など、フィラー分散に役立つ最新評価手法について解説いたします。
封止・シールド材料の機能を左右する特性のひとつにフィラーの分散がある。水溶液中の分散性向上は粒子間の静電斥力が支配的であることが多いが、樹脂中の分散性は粒子表面と樹脂との親和性に依存することが多い。従来、粒子の樹脂への親和性評価はシート状サンプルに対して実施される接触角測定やこの手法に関連した親・疎水性評価手法が古くから用いられている。一方、フィラー粒子や粉体とくにナノ粒子のような微粒子に対する評価法は液浸透法などがあるものの再現性や適応性に課題が残されていた。 本講では、すぐに実際のフィラーやナノ粒子原料や表面修飾粒子に適用できる手法を種々紹介する。粉体の有機溶媒や樹脂への分散、あるいは製品の品質変動でお困りの方に聴講をお勧めいたします。