本セミナーでは、正しい分析値を得るための仕組みや考え方、実務への活用方法を詳しく解説いたします。
分析値の信頼性を確保することは、分析に携わる者にとって日々頭を悩ます課題であり、責任でもあります。多くの環境試料や食品試料における化学分析では、何らかの前処理を行ったあと、分析装置を用いて目に見えない物質や元素を測定しています。その複雑な試料組成、分析過程での様々な要因が正しい分析値を得ることを難しくしています。 本セミナーでは、分析値の信頼性確保に関する仕組みや考え方、どのようにしたら正しい分析結果を得ることができるのかについて、特に環境や食品試料における例を中心に解説します。また、自ら信頼性を確保するためのツールとしての標準物質や技能試験の基本的な活用方法、不確かさ評価についての基礎的な実践方法も解説します。 特に分析業務を始めてまだ間もない方、基本から学びなおしたい方を対象とした基礎的な内容です。日ごろの悩みを少しでも解決するための考え方、方法を習得し、自らの手で分析値の信頼性を確保してみましょう。