分析値の信頼性を確保するための実践方法

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本セミナーでは、正しい分析値を得るための仕組みや考え方、実務への活用方法を詳しく解説いたします。

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プログラム

分析値の信頼性を確保することは、分析に携わる者にとって日々頭を悩ます課題であり、責任でもあります。多くの環境試料や食品試料における化学分析では、何らかの前処理を行ったあと、分析装置を用いて目に見えない物質や元素を測定しています。その複雑な試料組成、分析過程での様々な要因が正しい分析値を得ることを難しくしています。  本セミナーでは、分析値の信頼性確保に関する仕組みや考え方、どのようにしたら正しい分析結果を得ることができるのかについて、特に環境や食品試料における例を中心に解説します。また、自ら信頼性を確保するためのツールとしての標準物質や技能試験の基本的な活用方法、不確かさ評価についての基礎的な実践方法も解説します。  特に分析業務を始めてまだ間もない方、基本から学びなおしたい方を対象とした基礎的な内容です。日ごろの悩みを少しでも解決するための考え方、方法を習得し、自らの手で分析値の信頼性を確保してみましょう。

  1. 分析値の信頼性に係わる基礎知識
    1. 計量標準の概要・国際的な枠組み
    2. 分析値の信頼性確保に関する仕組み、トレーサビリティ
    3. 信頼できる分析結果とは
      • 内部精度管理
      • 外部精度管理
  2. 標準物質の利用
    1. 標準物質とは
    2. 標準物質の必要性
    3. 標準物質の使い方
    4. 管理試料・管理図の利用
  3. 技能試験の利用
    1. 技能試験とは
    2. 技能試験における評価方法
    3. 技能試験の結果がもたらす意味
  4. 不確かさの利用
    1. 不確かさとは
    2. 不確かさ評価の考え方
    3. 化学分析における基本的な不確かさ評価方法
    4. 実際の分析における不確かさ要因
  5. 実際の微量元素分析から学ぶ問題解決の考え方

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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受講料

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