高度技術・技能伝承を重視したデザインレビュー (DR:Design Review) 対策

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本セミナーでは、デザインレビューについて基礎から解説し、実務的なデザインレビューを効率的に進めるポイントを詳解いたします。

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プログラム

新製品開発段階に現場参画によるデザインレビュー (DR:Design Review) は、不良撲滅~垂直立ち上げの重要課題です。ここに、“ものづくり“の基本である高い製造技術を持った高度技術者の関与が欠かせないわけですが、少子高齢化と段階の世代が去るために起こる『技術・技能伝承問題』への対策が重大視されるようになってきました。日本の“ものづくり“は現場力で支えられ、現場の匠達と新製品開発設計者とのコラボレーションで世界に負けない物づくりが進化してきた経緯があります。このため、この問題の放置するのは、良い図面や技術を持っていても大工がいなければ家は建たないというのと似た状況を意味します。そこで、この問題を戦略的・スピーディーに対策する方法を実践事例と共に紹介させて頂きます。  団塊の世代が去り、技術・技能伝承に伴う物づくりに支障が出る時代に入った現在、社外への技術応援を含めた新製品・技術開発も困難になってきました。かつて、匠技能を駆使した新製品開発は、高度技能者の上で頼る内容であり、特に、暗黙知を要する物づくりは、人の確保と早期育成が重要です。今回、特に新製品開発段階で必要な対策を、多くの企業と共に進めてきた事例を整理し、新製品立ち上げスムーズ化につなげる具体策という形で紹介することにしました。どうぞ、多くの実務者の皆様のご参加を願っております。

  1. 技術伝承問題前に明確化すべき、リスク、影響、コスト
    1. 既に各社で発生している技術・技能伝承問題の影響と脅威
    2. 日本を支えてきた最先端技術開発にみる高度技能者の関与
    3. 技術・技能伝承教育に必要なリスクとコスト把握対策の実務
  2. 「箱物」「座学」では育たないキーマン育成対策
    1. 演習で明確化する「箱物教育」が持つ問題点
    2. 実践事例に見る暗黙知を3倍速で伝承、先進・優良企業各社の取り組みと要点
    3. 5倍の差が出る技術・技能伝承教育法
  3. 技術・技能伝承戦略展開法
    1. 暗黙知:認識知を区別した後、仕分けして進める技術・技能伝承対策
    2. 経営戦略と一体・見える化対策技術 (技能伝承対策戦略図) の作成法
    3. 技術向上+DR+デザイン・イン対策時に行う過去トラ撲滅
  4. 関連・協力企業~アウトソースを取り込んだDR+デザイン・イン対策
    1. 高度技能保有者までを取り込んだDR対策事例
    2. 関連・異業種を含めたDR+デザイン・イン対策の組織化
    3. 時間と空間を超えたDR+デザイン・イン対策の進め方
  5. 新製品垂直立ち上げの技術
    1. 世界的に著名なDR対策手法の整理
    2. 垂直立ち上げに必要なリスクの明示と管理スムーズ化
    3. 新製品垂直立ち上げ事前検討対策~全員参画見える化活動
  6. 海外工場適用可能な技術・技能伝承の効率化対策
    1. 海外指導に特有な展開環境の整理
    2. 経営層/技術スタッフ/現場SV毎の伝承区分と具体策
    3. 期間を50%低減させる実務的な現場関係者への伝承法ノウハウ ~自助努力を促す環境作り
  7. Q&A とまとめ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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