易解体性接着技術は、材料の循環および再利用による省資源化や生産効率の向上によるエネルギーの削減に貢献可能な技術であり、近年、関心を集めている。易解体性接着材料には、使用時の十分な接着強度、および必要に応じて容易に解体が可能な性質が求められる。
本講演では、易解体性接着材料として機能する反応性樹脂の設計と合成、その高性能・高機能化について紹介する。
- 接着の基礎
- 接着と粘着
- 劣化と解体
- 長期安定性と解体
- 易解体性接着
- 易解体性接着とは
- 易解体性接着の用途
- 樹脂の物理的変化を利用する易解体性接着
- 樹脂の化学的変化を利用する易解体性接着
- 解体の方法
- 易解体性接着材料に求められる性能・機能
- 主鎖分解性ポリマーを利用する易解体性接着
- 主鎖分解性ポリマーとは
- 主鎖分解性ポリマーの合成
- 主鎖分解性ポリマーの機能化
- 易解体性接着材料への応用
- 加熱による解体
- 光による解体
- 主鎖分解性ポリマーを利用する易解体性接着材料の課題
- 反応性アクリル系ポリマーを利用する易解体性接着
- 反応性ポリマーとは
- 反応性の制御
- 反応性アクリル系ポリマーの精密合成
- 易解体性接着材料への応用
- 加熱による解体
- 光と加熱による解体 – 解体の二段階保護
- 高分子量反応性アクリル系ポリマーの精密合成
- 易解体性接着材料への応用
- 解体の二段階保護
- 温水による解体
- 樹脂および金属界面で剥離する易解体性接着材料