(2015年10月5日 10:30〜12:00)
近年、高周波回路技術、微細加工技術、高密度実装技術などのエレクトロニクス技術の進化にともない、電子機器は小型・軽量化が進み、モバイルからウェアラブルへと進化しつつあります。ウェアラブル機器やモバイル機器などの人体周囲に配置されるデバイス同士の通信ネットワーク技術として、Personal Area Network (PAN) やBody Area Network (BAN) があげられ、PANやBANに関する研究開発が盛んに行われています。ウェアラブル機器やモバイル機器に搭載される電極・アンテナは、これらのPANやBANにおける通信性能を決めるキーデバイスといえます。 わたくしの講演では、ウェアラブル機器・モバイル機器のための人体通信とパーソナルエリアネットワークを想定したウェアラブル電極・アンテナ技術、応用例、さらには最新動向について詳解します。
(2015年10月5日 12:45〜13:55)
利用者自身の身体を通信の際の伝送路として利用し、「触れる」という自然な動作の中で様々な装置をコントロールできるのが人体通信技術の最も大きな特徴です。各種ウェアラブル端末と組み合わせることで、BAN (Body Area Network) を構築することもできますし、自らの意志によって通信対象に触れることで外部機器との“Seamless Connect”を実現 できます。近年、ウェアラブルコンピューティングの利便性を高める次世代近距離通信技術として注目されている『人体通信技術』の歴史から最新技術動向まで、1999年から15年余の研究歴を有し、人体通信技術で博士号を取得した講師が秘話を含めて平易に解説致します。なお、本講座に御参加頂いた人体通信技術開発をお考えの事業会社様につきましては、最恵待遇にて技術開発のサポートをさせて頂きます。(2015年10月5日 14:05〜15:15)
電界通信 (人体通信) は、人体を伝送路として活用する通信技術であり、 人の自然な動作の中でデータを伝送することが可能です。 その先端の通信技術とウェアラブル端末としての応用例について、 デモを交えて紹介します。