(2015年10月8日 10:30〜12:00)
人間工学で言われている、例えば視認性、認知とは何かを見える、聞こえるなど基本に立ち戻って考えることにしましょう。それに基づいて考察することにより車載機器の設定位置、評価が見えてくるはずです。
最近は種々なる車載機器があり、将来も増加することが予測されますが、上述の基本技術に基づいて洞察することにより、複雑に見えるものでも意外に単純であることが理解できるはずです。
(2015年10月8日 12:45〜14:15)
近年の車載情報機器の高度化に伴い、運転中の機器操作に伴うディストラクションを低減するニーズが高まっている。本講座では、ジェスチャによる直感的な操作や、前方からの視線逸脱が少ないHUDへの情報提示などを効果的に組み合わせた低ディストラクション操作技術の開発について説明する。また、操作方法のみにとどまらず運転者のワークロードや提示する情報の内容や提示場所を考慮した、統合的な車載HMIの実現に向けた取り組みについても紹介する。
(2015年10月8日 14:30〜16:00)
本講演では、使いやすい表示-操作系の設計のための条件について、人間工学の観点から、易しく解説する。短期記憶への負担、Hickの法則、マッピング、位置のコンパチビリティ、動きのコンパチビリティ、近接性のコンパチビリティなどの設計原則を述べる。設計原則の具体例として、位置のコンパチビリティ原則に従った自動車用表示-操作系の設計について、実際の実験データを交えて、その理解を深める。