第1部. ヒト細胞シートの自動培養の開発事例と培養機能評価
(2015年9月24日 11:00〜12:30)
自動培養技術による細胞製造の量産化・低コスト化と高品質な細胞の安定的供給は、再生医療の普及の一つの鍵となる重要な課題である。日立は再生医療向けの閉鎖系自動培養装置の開発を進めており、本装置を中心に技術を紹介する。
- 再生医療の産業化に必要なインフラ技術
- 日立グループが手掛ける再生医療インフラ技術
- 自動培養装置等の開発状況
- 質疑応答
第2部. iPS細胞培養技術・機器・装置開発へのニーズとiPS細胞の基礎
(2015年9月24日 13:15〜14:45)
再生医療の早期実用化のためには,iPS細胞の特性に応じた支援デバイス・機器システムの開発が必要不可欠である。ここでは生化学的因子に加えメカニカルな刺激環境を実現することにより,iPS細胞の培養増殖,分化誘導,機能発現を支援するバイオメカニカルデバイスシステムの開発とその可能性について紹介する。
- 細胞および細胞の力学操作
- 細胞とは,細胞と刺激,力学刺激の影響
- iPS細胞の特徴と課題について
- 多能性,倫理性,拒絶反応,安全性,分化誘導,3次元組織化など
- 単一細胞およびコロニーへの力学刺激付加デバイスシステムの開発
- 超小型3次元振動アクチュエータ・プローブ
- 細胞およびコロニー群への力学刺激付加デバイスシステムの開発
- 超小型3次元振動ステージ
- iPS細胞の力学操作と再生医療への貢献
- iPS細胞自身の増殖促進
- iPS細胞の目的細胞への分化誘導促進
- iPS細胞から3次元細胞・組織への構築促進
- まとめと展望
第3部. ヒトiPS細胞自動培養装置の開発とその利用
(2015年9月24日 15:00〜16:30)
ヒト幹細胞等を用いた再生医療の産業化を進める上で、必要な技術要素の一つとして細胞培養工程の自動化が挙げられる。本講演では開発中の自動培養装置を用いた具体的な検証作業を中心に、実用化を目指した試みを紹介する。
- ヒト幹細胞等を用いた再生医療概要
- 自動培養に関して概要
- ヒトiPS/ES細胞の自動培養検証例1
- ヒトiPS/ES細胞の自動培養検証例2
- ヒトiPS/ES細胞の自動培養考察
- ヒト間葉系幹細胞の自動培養例1
- ヒト間葉系幹細胞の自動培養例2
- ヒト間葉系幹細胞の自動培養考察
- 今後の展望
- まとめ