医療機器の治験及び申請を行うにあたり、必要な臨床試験実施および計画の基礎知識を解説。特にPMDAの適合性調査でチェックされるポイントを中心に文書記録作成・整備のポイントについて、要点を掻い摘んで解説し、また海外臨床試験のGCP書類にも言及する。初心者にも分かりやすく説明し、これからGCPを理解したい方にも最適な内容となっている。
- 第1部 臨床試験の基礎とPMDA治験相談の活用
- 臨床試験の基本概念
- 臨床試験の種類
- 比較試験の種類と理解
- 無作為割り付け
- 臨床試験の相 (Phase)
- 臨床試験の各相 (Phase) の治験計画の特徴
- 医薬品と医療機器の試験の相違
- 承認申請までに必要な各相の症例数と治験費用
- PMDAへの治験相談
- 治験相談の会議 (PMDA)
- 治験相談
- 提出する資料
- 妥当性とその根拠について
- 治験実施計画書 (プロトコル)
- 各項目の必要記載ポイント
- 主要評価項目に関する記載ポイント
- 効果安全性評価委員会 (症例検討会) の役割
- 第2部 申請に必要な文書と基準に適合する為の記載チェックポイント
- プロトコル作成から申請までの流れ
- 医療機器の治験に係る文書又は記録作成の要点
- 治験開始前に作成する文書又は記録
- 治験実施中に作成する文書又は記録
- 治験の終了又は中止・中断後に作成する文書又は記録
- PMDAによる適合性調査 (GCP監査) のチェックポイントと対応
- 信頼性調査部によるGCP監査の実際
- 監査される書類
- 症例報告書のチェック
- 症例一覧表及び症例報告書の照合
- GCP監査に必要なデータマネジメント
- 第3部 海外臨床試験で国内申請する時の書類整備と作成
- 海外臨床試験時には存在しない文書への対応
- 治験の経費と時間