1日目 (Aコース) 化学工学活用編
(2015年9月17日 10:30〜16:30)
~反応、抽出・分液、濃縮・蒸留、晶析、ろ過操作の化学工学を活用した~
ラボスケールからパイロット・生産プラントへ向けてのスケールアップ・ダウン検討
医薬原薬・中間体、農薬、化成品、電子材料などファインケミカル部門でご活躍の若手研究部門の工業化研究者、生産技術部門の工業化研究者、製造部門の技術スタッフを対象として、バッチプロセスで多品種切換え生産・非定常操作で発生するトラブルを理解すると共に,反応、抽出・分液、濃縮・蒸留、晶析、ろ過操作の基礎化学工学を活用してラボ実験からパイロット、実機プラントへのスケールアップを習得して頂く講習会である。
- ファインケミカルプロセス
- ファインケミカルプロセスでのトラブル
- 単位操作で発生するトラブル
- 操作の振れと発生する現象
- スケールアップと影響因子 (実機で再現できない理由)
- 反応釜を使用する操作での問題
- 反応釜の体積変化と面積・長さの変化
- スケールアップと化学工学の関わり
- 工業化の流れ
- スケールアップ予測計算
- ラボ・パイロット実験の考え方
- ラボでのデータ取得
- 撹拌 (動力数Npの重要性ほか)
- 伝熱 (伝熱の基礎ほか)
- 反応 (反応熱の測定・推算、シミュレーションほか)
- 抽出・分液 (液-液抽出操作と計算、分液速度測定ほか)
- 吸着 (単吸着理論、固定層 (連続) による吸着ほか)
- 濃縮・蒸留 (蒸留データの取得ほか)
- 晶析 (冷却晶析のポイント、晶析溶液の結晶析出ほか)
- ろ過 (ろ過比抵抗α、圧縮性指数nの測定ほか)