自動車を走行させるために、各種の流体が部品内部を液状及びベーパー状で流動しています。使用されているシール用ゴム部品には、環境温度を含めたこれらの流体への耐久性が求められます。 本講座では、自動車の燃料系に注目し、さらに最近使用されている新規燃料を取り上げシールゴム材料に対する今までと違った要求性能を示し、その対策 (既に実施例有り) の解説を行います。 はじめにの項で、まずゴム材料を知っていただくためにゴムの入門講座的内容と、最後にトピックスとして、潤滑油系での潤滑油添加剤のゴム材料への影響と対策についても併せて説明します。
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