本講座では、多くの課題と戦っているヘッド、装置、インク、ソフトウェアおよびハードウェアの開発、設計、製造、品質保証などに携わる技術者の方を対象に、インクジェットの塗布、吐出、パターニング技術の最適化と不具合対策について、講師の体験と理論に基づき、全体的、体系的な説明をするとともに具体的な課題、対策についても詳説します。
- 抑えるべきインクパラメータは何か
- 粘度
- 表面張力
- 密度
- 音速
- インクジェットヘッドのモデル化
- 解析モデルの種類
- 集中定数モデル
- 圧力波モデル
- CFD
- 集中定数モデルは役に立つか
- 「押し打ち」の式
- 薄膜PZT
- 例題ヘッドの具体的なパラメータ変動と特性変化
- ノズル長さ、ノズル径、供給路長さ、供給路断面積のばらつきと特性変化
- 圧力室幅、圧力室長さ、PZT厚さ、振動版厚さのばらつき
- インク粘度、インク密度、インク音速の変動
- 30μmの気泡の存在
- 圧電定数、駆動電圧のばらつき
- 速度変動に効く要因は何か (まとめ)
- 吐出量変動に効く要因は何か (まとめ)
- 集中定数モデルの注意点
- 簡易化による誤差
- ヘッド寸法と誤差
- 吐出速度と飛翔速度の違い
- 押打ちと引打ちの比較
- 速度と吐出量
- 速度と吐出量の関係
- 速度
- 吐出量
- 固有振動周期と吐出量
- メニスカス位置と吐出量
- 速度と吐出量まとめ
- 速度変動と着弾精度
- インクジェットの測定および評価法
- 測定法
- 速度
- 吐出量
- 評価法
- 接液試験
- 印字試験
- 経時的ばらつきの要因
- 経時的なばらつき
- ノズル面汚れ
- 気泡
- メニスカスインクの蒸発、凝集
- 昇温
- 残留振動
- クロストーク
- ヘッド、インク以外の要因
- 環境
- 装置
- 静電界の影響
- 記録ドット面積の不均一
- 吐出量不均一
- 拡がりの不均一
- 記録ドット形状の不均一
- 平面的な不均一
- 立体的な不均一
- 記録ドット濃度の不均一
- 液滴の色材濃度変化
- 浸透の不均一
- ブリーディング
- 不均一に対する具体的対策
- ノズル毎のばらつきに対する対策
- アクチュエータ,流路のばらつき低減
- ノズルのばらつき低減
- ノズル面処理の例
- 経時的なばらつきに対する対策
- 気泡対策
- 残留振動対策
- メニスカスインクの蒸発,界面凝集対策
- ノズル面汚れ対策
- その他の対策
- マルチパス
- ヘッド端重ね
- DPN ― チャネル個別駆動 (フィードバック)
- ヘッド間補正
- ヘッドシェイディング補正