誰でも経験し、どこの職場でも発生するのが「ヒューマンエラー」です。運転ミス、指示・連絡ミス、未確認、確認ミス、記載ミスなどのヒューマンエラーは製品不良、高コスト、安全災害等への引き金となり、具体的な発生完全防止策を講じないと企業にとって致命的なダメージになりかねません。
そこで本セミナーでは実際に発生した事例、そして多くの生産現場を診断、改善&変革した経験をもとに、以下の5つのポイントに重点を置きヒューマンエラーの具体的な発生完全防止策を示します。
ヒューマンエラーは2種類に大別でき、それぞれに6個のきっかけ (発生直接原因) 、計12個のきっかけがあります。そして12個のきっかけをもたらすヒューマンエラーの真の発生原因がその奥に存在します。
ヒューマンエラーの発生形態にはトラブルや損失の小さい単発発生型、繰り返し発生型の2種類があり、それらを完全対策しないと最後に致命的な凝縮爆発型ヒューマンエラーを発生し大被害となります。
単発発生型、繰り返し発生型、凝縮爆発型ヒューマンエラーのまとめかた:整理方法、そしてそれらの原因の究明方法を示します。ヒューマンエラーを発生させない生産現場を造る7つの方策を示します。
- 序論 日本の製造業の変遷と現状の問題
- 製造業の現状の問題発生要因にヒューマンエラーが大きく関与 -
- ヒューマンエラーとその発生の仕組み
- ヒューマンエラーとその2つの型
- ヒューマンエラーの原因構成:3段階で構成
- ステップ型HEの発生メカニズム
- 直行型HEの発生メカニズム
- ヒューマンエラーの発生メカニズムのまとめ
- ヒューマンエラーの直接原因を発生させる3実原因
- ヒューマンエラーを発生させる真の原因
- ヒューマンエラーを発生させる仕組み
- ヒューマンエラーは最終的にトラブルの発生と損失をもたらす
- ヒューマンエラーの整理方法
- 生産現場でのヒューマンエラーの3種の発生形態
- 単一構成と複数構成
- HEの整理方法
- 単発型HEの個別整理
- 単発型HEの全体整理方法
- 繰返し型HEの全体整理
- 凝縮爆発型の整理方法
- ヒューマンエラーの原因究明のための問題解決法1:既存法
- HEの原因究明のための問題解決法全体
- QC的問題解決法
- PM分析法
- 5なぜ分析法
- 6σ法
- 既存法のまとめと問題点
- 問題解決法2:新問題解決法MS1
- 新問題解決法MS1のコンセプトとその特色
- 問題解決6段階法
- 生産状態量分析法
- MS1によるヒューマンエラーの原因分析事例
- HEの整理結果とMS1の適用
- 単発型の個別整理での事例
- 単発型の全体整理に対する原因分析
- 繰返し型の全体整理での正悪の法則適用方法
- 繰返し型の全体整理でのPSA法の適用例
- 5での改善とその成果
- ヒューマンエラーの低減・発生防止7方策
- ヒューマンエラーの低減・発生防止7方策とは
- 7方策の具体的な実現方法、実現ツール
- 方策1 日常作業時間配分の工夫
- 方策2 ミスを起こしにくい帳票
- 方策3 注意喚起手法の導入
- 方策4 HE発生時の真の原因究明による正しい対策
- 方策5 運転員&管理監督者のレベルアップ
- 方策6 生産基盤の再構築
- 方策7 企業、工場の変革
- 7方策実施時の予想効果と実際
- まとめ:ヒューマンエラー0化のポイント