本セミナーでは、導電性高分子への伸縮性付与技術、カーボンナノチューブ薄膜を用いた柔軟で透明なエレクトロニクス、布帛を利用した伸縮性高分子複合電極の開発と応用について詳解いたします。
(2015年9月24日 10:30〜12:00)
柔軟性が特徴と言われるPEDOT/PSSですが、それ自身は非常に脆い材料であり、様々なウェアラブルの形態を考えると、その柔軟性・伸縮性は十分とは言えません。そこ で、弊社では、柔軟性・伸縮性を飛躍的に向上させるフォーミュレート技術を開発し 、来たるIoT時代に向けたウェアラブルデバイス用の導電性コーティング剤をご提案致します。
(2015年9月24日 12:45〜14:15)
(2015年9月24日 14:30〜16:00)
機械モータとは異なるしなやかな運動の発生材料としてイオノマー型アクチュエー タが研究されている。電極構造を作成するには無電解めっきによるイオノマー膜上への直接的めっきが主であるが、この方法で電極構造を作成するには、めっきを繰り返 す必要がある。これには時間、手間、コストがかかる。加えて、外部応力による電気 伝導度への影響やイオノマーへのめっきの溶解などの課題もある。 本研究ではこれらの問題点を打開するべく、織物の持つ力学強度と伸縮性から、導 電性布帛を伸縮性『電極材』として着目し、これを一段階でイオノマー膜に導電性布 帛を接合する方法を検討した。 その結果、導電性布帛を電極材としたアクチュエータは、良好に作動することが確認できた。本講演ではこちらの内容に関して、詳説する。