周辺視目視検査法による検査精度・生産性の向上と見逃し低減

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本セミナーでは、ベテラン検査員が上手く利用している周辺視、瞬間視、跳躍性眼球運動といった視覚機能を活用し、光源を最適化することで検査の生産性を向上するための手法とポイントについて詳解いたします。

日時

中止

プログラム

外観検査の一般的な印象は「集中力」と「不良の探し」であり、これを1日中持続しよく見ることが求められています。実はこれこそが「見逃し」がなくならない大きな要因です。  ベテラン検査員が1日中正確で楽な検査をしている理由は「良品の確認」と「作業リズム」です。従来の検査では「よく見る」ことを指導していますが、ベテラン検査員の機能分析結果、周辺視、瞬間視、跳躍性眼球運動という視覚機能を活用しています。実は人間のリラックスしている時の機能がこれです。したがって何時間でも持続する方法であることが分かりました。 さらに、光源の種類や強度を最適化することで大幅な検査の生産性が上がることを発見しました。  このセミナーでは検査の「イロハ」は割愛させていただき、正しい検査法を理解していただく構成にしています。

  1. はじめに
    • 検査は「非付加価値工程」か?
    • 検査員のなやみ
  2. 周辺視目視検査法の理解
    1. 従来の検査法の問題点
    2. 大脳視覚システム機能の限界と理解
    3. 従来方法から周辺視目視検査法への変更点
      • 「中心視」から「周辺視」へ
      • 「凝視」から「瞬間視」へ
      • 「追従性眼球運動」から「跳躍性眼球運動」へ
      • 「欠点探し」から「良品確認」へ
      • 「固定」から「リズム」へ
  3. 視覚の特徴
    1. 錯覚はなぜ起きるか
    2. 人間の記憶は写真のように正確ではない
    3. パターンコンプリーションとは
  4. 導入方法
    1. 周辺視の存在を理解する
      • 従来の方法とは異なる方法があること
    2. 限度見本の作成
      • 厳密には見え方は個人によって異なる
      • 良品の刷り込み
    3. 正しい姿勢
      • リズムが良いと背筋がまっすぐな姿勢になる
    4. 導入時の特徴
      • リズムが出来ていない時の特徴
  5. 正しい光源の選び方
    1. 明るいほど見やすいとはどういうことか
      • 周辺視の細胞は焦点の1000倍の敏感さ
      • 明るすぎはビタミンAを浪費する
    2. 検査用途毎に光源を選ぶ
      • 平行光、拡散光、透過光の正しい使い方
    3. 単純な見逃しに多い「明順応」と「暗順応」とは
      • 「明順応」と「暗順応」とはどんな現象か
      • 「馴化」とはどんな現象か
  6. 事例紹介
    • 主にタイでの展開事例を出来るだけ多く紹介します。

会場

連合会館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
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受講料

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