製品開発に活かす触感の定量化、使用感の測定と評価

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本セミナーでは、触感の基礎から解説し、官能評価データの解析、触感の物理モデルの具体例、それに基づく材料設計について詳解いたします。

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プログラム

製品開発において触感は重要な因子であるが,定量化や測定の難しい感覚でもある。触感を表す言葉は,さまざまな形容詞やオノマトペで表されるが,それぞれの感覚がどのような物理現象を反映したものなのか,さらにはその物理現象がどのような材料-皮膚間の微視的な相互作用によって引き起こされるのかを明らかにすることで,製品の触感デザインの可能性が見いだされている。  ここではいくつかのスキンケア製品,ヘアケア製品,繊維製品等の具体的な触感の例を取り上げながら,さまざまな感覚的な言葉で表される触感が,どのような物理現象に起因するものなのか,さらにはどのような材料の微構造によるものなのかを明らかにし,製品の触感デザインに反映させていくための方法について解説する。

  1. 触感の物理現象を探る
    1. 皮膚感覚のメカニズム
    2. 触感の物理モデルという考え方
    3. 物理モデル構築のために必要な情報
    4. 物理モデルの基礎となる理論
  2. 物理モデル構築のための官能評価データの解析
    1. 物理現象を意識した触感の官能評価
    2. 官能評価の多変量解析とその解釈
    3. 多変量解析の落とし穴とその解決法
    4. 機器測定と官能評価との関係づけ
  3. 触感の物理モデルの具体例
    1. 繊維製品の触感の物理モデル
    2. ヘアケア製品の触感の物理モデル
    3. スキンケア製品の触感の物理モデル
  4. 触感の物理モデルに基づく材料設計
    1. 物理量と材料の微構造の関係づけ
    2. 材料の触感デザイン
    3. 触感設計の妥当性の評価
    4. 今までにない使用感・感触の創出に向けて

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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