本セミナーは、評価データからユーザーの嗜好やニーズをつかみ、定量的に分析するために演習を交えながら実務に役立つ官能評価分析法を詳解いたします。
多変量解析というと、統計的な知識が必要でなかなか実務に使うには敷居が高いと思われがちですが、最近はパソコンの計算能力の向上により、誰にでも扱える分析方法になりました。その分、分析のちょっとした方法やセンスが問われるのがデータ分析です。本講座は、極力統計の持つ数学的説明を省いて、誰にでも多変量解析を用いて、官能評価のような曖昧なデータを分析する方法を身に付けていただくのが第一目的です。それには座学だけではなく、実際にデータを扱っていただくことが一番です。第二に、本講座ではグループスタディによってどのように活用するかを演習していただきます。 グループスタディはMBAなどでよく使われる学習方法で、良い化学変化や面白いアイディア、目的を同じくする仲間を創出します。こうした演習内容により、統計的なエッセンスと、実務で活用するためのノウハウを会得していただくのが趣旨です。
座学の時間とグループスタディの時間を設けます。 座学では知識の習得を行っていただき、グループスタディでは実務での活用に、すぐ使える簡単な分析方法やグループでの進め方、目的に合わせたプレゼンまで落とし込んで発表していただきます。 統計的検定方法を一通りご説明します。 Excelを用いてデータを分析する演習を行っていただきます。 グループワークを通じ、グループ学習による時間配分や意思統一など実務に近い形での講座をめざしています。ただ受講するだけではなく個々の受講者の交流による人と人の化学変化を狙います。