化学プロセスの徹底学習

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本コースは、「撹拌」「乾燥」「濾過」関連セミナーを3テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 133,380円(税込) → 3コース申込 割引受講料 112,860円(税込)
通常受講料 : 92,340円(税込) → 2コース申込 割引受講料 76,950円(税込)

日時

開催予定

プログラム

2015年8月27日「撹拌技術・ミキシング操作と正しいスケールアップノウハウ」

撹拌技術の基礎から、複雑系の撹拌そしてスケールアップのノウハウまで、具体例を挙げ、動画などを使いながら分かりやすく解説いたします。

  1. 撹拌の基礎
    1. 撹拌の基礎
      1. 撹拌とは?
      2. 撹拌の目的とは?
      3. 撹拌槽と撹拌翼の種類と選定のポイントとは?
      4. 設計とスケールアップの考え方
    2. 混合の指標となるパラメータ
      1. 撹拌所要動力
      2. 混合時間
  2. 設計とスケールアップのノウハウ
    1. 均一系の撹拌
    2. 異相系・複雑系の撹拌
      1. 粒子の分散
      2. 液体の分散
      3. 気体の分散
      4. 異相系撹拌におけるトラブルの対策
  3. 混合と反応
    1. 撹拌反応装置の種類
    2. 混合モデルと反応の関係
    3. 反応装置のサイズと撹拌
  4. スケールアップの手法
    1. スケールアップの考え方
    2. スケールアップの手法
    3. CFDを使ったスケールアップ
  5. 高粘度液の撹拌
    1. 撹拌翼の選定
    2. 混合不良によるトラブル

 乾燥操作は多くの分野で利用されている。しかし、大学や高校で学ぶことが多く、乾燥技術について十分な時間をかけていないのが実情である。  そこで、このセミナーのプログラムは、乾燥技術の入門者にも基礎から実践までを短時間で理解できるように組んである。  また、乾燥技術の内容を表現するために、どうしても数式が多くなる。この数式の内容をより深く理解できるように、Excel (Microsoft社) を使った実習を行う。

  1. 乾燥の基礎知識
    1. 乾燥はどのように進行するか
      1. 乾燥による重量と温度の変化
      2. 定率 (恒率) 乾燥期間と減率乾燥期間
      3. 含水率の表し方【Excel演習】
      4. 乾燥速度と乾燥特性曲線
      5. 限界含水率と平衡含水率
    2. 湿り空気の性質
      1. 湿度
      2. 飽和蒸気圧【Excel演習】
      3. 相対湿度 (関係湿度) 【Excel演習】
      4. 絶対湿度【Excel演習】
      5. 湿球温度【Excel演習】
      6. 露点【Excel演習】
      7. 湿度図表【Excel演習】
    3. 湿り材料の性質と乾燥特性
      1. 材料内の水分の状態
      2. 定率乾燥速度
      3. 減率乾燥速度
      4. 湿り材料を速く乾かすには【Excel演習】
      5. むやみに速く乾かすと、問題が起きる【Excel演習】
  2. 乾燥機の種類と選び方
    1. 乾燥機の分類 (対流伝熱・伝導伝熱・放射 (輻射) 伝熱・その他)
    2. 目的に合った乾燥機の選び方
    3. 材料形状から見た乾燥機の選び方
  3. おもな乾燥機の事例とトラブル対策
    1. 乾燥機の能力に関するトラブル
    2. ハンドリングに関するトラブル
    3. 製品の品質に関するトラブル
    4. 災害事例と防止
  4. 乾燥操作における省エネルギー対策
    1. 前工程における対策
    2. エネルギー効率向上の対策
    3. 熱源の工夫による省エネルギー対策
    4. 熱回収による省エネルギー対策
  5. 乾燥機の性能評価と簡易設計法
    1. 熱収支式の作り方
    2. 乾燥機の性能評価法
    3. 乾燥機の簡易設計法【Excel演習】
  6. 材料乾燥の考え方
    1. 薄板・シート状材料の乾燥【Excel演習】
    2. 厚板状材料の乾燥【Excel演習】
    3. 基板上水膜の乾燥【Excel演習】
    4. 棒状材料の乾燥【Excel演習】
    5. 球状材料の乾燥【Excel演習】

 濾過操作は最も古くから利用されてきた分離操作の一つであるが、現在も技術イノベーションが積み重ねられ、利用分野の拡大と分離対象粒子の多様化、微細化が加速化する傾向にある。  セミナーでは、濾過の基礎をわかりやすく解説した後、濾過試験法、実験データ解析、濾過機、脱水機、濾過助剤、凝集剤、濾材などの選定、高効率の濾過操作法の実践的なノウハウを紹介する。さらに、濾過技術の適用分野や最新動向についても概説する。  特に、濾過試験の具体的な方法や評価のポイント、濾過機の選定方法については重点的に解説する。

  1. 各種濾過方式のメカニズムとその応用
    1. ケーク濾過と清澄濾過
    2. ケークレス濾過 (クロスフロー濾過とダイナミック濾過)
    3. 膜濾過 (精密濾過と限外濾過)
    4. 電場、超音波、磁場を利用した濾過
    5. 圧搾脱水
  2. 濾過試験と評価のポイント
    1. ケーク濾過の実験データの評価法
      1. 定圧濾過データの評価法
      2. 定速濾過データの評価法
      3. 変圧変速濾過データの評価法
    2. ケークの構造と圧縮性の評価法
      1. ケーク内の圧縮圧力の分布
      2. 平均濾過比抵抗と部分濾過比抵抗
    3. ケーク濾過の各種試験法
      1. 真空および加圧濾過試験法
      2. CST試験法
      3. 濾過面積急縮小型濾過試験法
      4. 圧縮透過試験法
    4. 精密濾過における膜閉塞抵抗の評価法
      1. 直列濾過抵抗モデル
      2. 律速抵抗の評価
    5. 閉塞濾過の評価法
      1. 閉塞濾過モデルの種類
      2. 閉塞濾過のプロット法
    6. 溶液環境依存性の評価法
      1. 微粒子懸濁液の精密濾過とタンパク質溶液の限外濾過の比較
      2. 2成分系試料の濾過における溶液環境の役割
  3. 濾過助剤・濾材の選定と効果的活用法
    1. 濾過助剤の種類と特徴
    2. 効果的な濾過を行うための助剤活用のポイント
    3. 濾過助剤の添加量の決め方
    4. 凝集剤の種類と特徴
    5. 効果的な濾過を行うための凝集剤活用のポイント
    6. 凝集剤の添加量の決め方
    7. 濾材選定のポイント
  4. 濾過機の選定とその留意点
    1. 原液性状の評価法
      1. 懸濁粒子性状の評価法
      2. 懸濁液性状の評価法
    2. 実験法
      1. 真空濾過試験
      2. 加圧濾過試験
      3. 階段状圧力増加濾過試験
      4. 濾過実験法のノウハウ
    3. 濾過機選定の手順
      1. 濾過機の分類
      2. 脱水機の分類
      3. 濾過機選定のための要点
      4. 懸濁液性状に基づく濾過機選定基準
      5. 脱水機選定のための要点と選定基準
  5. 濾過操作・設計のポイント
    1. バッチ式濾過操作の最適設計
    2. 連続式濾過操作の最適設計
    3. 逆洗濾過操作の最適設計
    4. 濾過性能に影響する沈降の評価法
    5. 円筒濾材による濾過評価法
    6. 非ニュートン流体を含む濾過の評価法
  6. 濾過技術の適用分野
    1. 浄水・廃水処理における濾過技術
    2. 食品、バイオ、医薬関連分野における濾過技術
  7. 濾過の最近の動向と今後の展望
    1. 高圧縮性難濾過性スラリーへの適用
    2. 極微細難濾過性スラリーへの適用
    3. 高効率複合操作への展開
    4. 最近の濾過機

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

受講料

持参品

複数名同時受講の割引特典について

複数コース 同時申込割引について

割引対象セミナー