本セミナーでは、音響・聴音検査の基礎から解説し、品質工学の考え方や自動判別システムについて、事例を交えて分かりやすく解説いたします。
モノづくりにおいて、熟練者による官能評価を最大限に活かすことは、日本の強みの一つです。一方、技能修得までの熟練期間が長い、また後任への伝承・育成が困難という課題があります。 官能評価を定量することができれば、これらの課題も解決でき、且つより生産性の高い検査システムを作ることができます。 MOST合同会社では、曖昧事象の定量化に有効として知られる品質工学カテゴリの一つ、MTシステムを音響・聴音検査の定量化等へ適用し、その有効性を確認しました。 本講演では、品質工学及びMATLABの応用による曖昧事象の定量化の事例や自動検査システムの構築手順などをご紹介することで、今後の幅広い産業応用可能性を示します。