本セミナーでは、光学用樹脂の屈折率、複屈折と分子構造の関係を説明し、その制御方法について技術、具体的な手法のいくつかを示して概説いたします。
現代社会では、カメラ、DVD、液晶テレビなど種々の光学製品が日常生活に溶け込んでいる。これらの製品性は、高性能化、低価格化等を目的として高分子が光学用途に広く利用されている。高機能な光学用高分子材料を得るためには、屈折率、複屈折の制御が欠かせない。本講座では、屈折率、複屈折と分子構造の関係を説明し、複屈折制御の方法を概説する。特に、高分子の場合には、ゴム状態とガラス状態では複屈折の発生機構が異なるので、その制御方法について技術、具体的な手法のいくつかを示して説明する。