本セミナーでは、自動車内装材の感性・品質価値向上セミナーについて詳解いたします。
(8月25日 10:30~16:30)
素材に関して、見た目の印象と触った時の印象を念頭において、官能評価の視点から測定/評価手法を解説し、この結果をどのようにして品質化して商品開発に結びつければ良いかを事例を交えて紹介します。なお、手法に関して、身近な製品を使用して実習を行います。実務に役立てていただければと思います。また、他社とは異なる商品開発のベクトルを明らかにするための工夫もお話ししたいと思います。
(8月26日 10:00~16:30)
(10:00~11:20)
近年、自動車の内装に対するお客様の期待が高まり、質感の向上が自動車メーカーの重要な課題となっている。しかしながら、質感は人の感覚や感性で感じられるため、具体的な設計仕様として明確にしにくい。そのため、質感のメカニズムの解明と定量化に取り組むことが必要となってくる。本セミナーでは、自動車の内装の見栄え、触感について、感性工学を活用し、評価要素を明確にし、定量的に捉えることで、質感の向上を目指した開発手法を解説する。また、これらの知見に基づいた弊社製品の開発事例を紹介する。
(11:30~12:50)
昨今、「モノ」に対する価値観は大きく代わり、新しい感性価値に合わせたCMFデザインの表現が求められています。しかし、日本ではなかなか伝わらない感性価値の重要性は、 ユーザーレベルでは既に当たり前のモノになっているのです。新しい価値をCMFデザインでどう表現するか?技術や機能だけではない「価値を伝える事の重要性」などを自動車内装を含めた事例でご紹介します。
(13:40~15:00)
視覚あるいは聴覚と同様に、触覚でもセンサあるいはディスプレイと言った優れた工業製品を生み出すことは、一つの大きな目標である.ここで,できる限り元の触知覚現象に手を加えることなく、簡単な力学的作用で新たな付加価値を生み出すことに多くの関心が寄せられている。
触覚応用のヒントは、研究室内のデザインされた実験環境よりも,身近な触覚の世界に隠れている。特に、ものづくりの現場にヒントが多い。そこには,触知覚に関わる原理が隠れている。触覚の本質は能動触である。皮膚、爪および機械受容器の構造には巧妙な触覚情報処理機構が仕組まれており、その特徴は力学で議論することができる.重要なのは、既成概念を取り払い、一見不可能に思えるが実は可能であるかも知れないと信じることである.本講演では、いくつかの実例を通じて、新しい高触感技術について概観する。
(15:10~16:30)
本講座ではプラスチック成形品に高級感・品格ある見栄えや触感を与える加飾技術について紹介・解説する。 特に金属調加飾、ソフトタッチ加飾、三次元加飾高転写成形技術について解説する。 従来プラスチックの加飾技術はニセモノを安くつくる技術であった。今後は 単なるフェイクではなく、自然界には存在しないデザイン等も含め、新しい価値への挑戦のツールとして活用されていく。良いものをより高く売るために加飾技術を学んでいただきたいと考えています。