炭素繊維の開繊とCFR(T)Pの強度向上

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本セミナーでは、炭素繊維の開繊とCFR (T) Pの強度向上について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

1. 炭素材料表面の親水化技術

(2015年8月31日 10:30〜12:30)

炭素は次世代の中核を担う素材といわれ、基幹となる産業分野で、新しい機能性炭素材料が次々と開発、製品化されている。炭素材料の複合化が進む中、材料間の結合を確保するための超親水化など表面処理技術は今後益々重要となるであろう。

  1. はじめに-炭素材料-
    1. 炭素材料のための基盤技術
    2. ナノ炭素材料関連技術と用途開発
    3. 炭素繊維関連技術-複合化と課題-
  2. 撥水・親水の原理
    1. 凝集力と表面エネルギーおよび水滴の接触角
    2. 表面の化学的性質と撥水性・親水性
    3. 表面の微細凹凸構造と超撥水性・超親水性
  3. テフロンの超親水化
    1. 低温プラズマによる表面処理
    2. 親水性官能基の結合と表面ナノ構造の形成
  4. 炭素材料表面の親水化技術への展開
    1. 炭素繊維表面の親水化
    2. 今後の展開と課題

2. 不連続炭素繊維強化複合材料の開繊による力学特性向上

(2015年8月31日 13:15〜14:45)

 近年、産業界から注目を集める炭素繊維強化複合材料について、基礎知識や技術動向を紐解き、「不連続炭素繊維」を用いる意義とその特徴を理解する。

  1. 炭素繊維と複合材料の基礎知識
    1. 複合材料の性質
    2. 炭素繊維の性質とCFRP
    3. CFRPの技術動向
  2. 連続性炭素繊維の開繊
    1. 連続性炭素繊維の開繊技術
    2. 連続性開繊繊維を用いたCFRPと性質
  3. 不連続性炭素繊維の使用とその開繊
    1. 不連続性炭素繊維を用いる意義
    2. 不連続性炭素繊維の開繊技術
    3. 不連続性炭素繊維を用いたCFRPの性質
  4. 炭素繊維のリサイクルと不連続性炭素繊維

3. 開繊によるCFRP・CFRTPの機械的特性の向上

(2015年8月31日 15:00〜16:30)

開繊による機械的特性の向上について著者の実験データや研究レビューを交えて説明する。

  1. 開繊技術について
    1. 福井県の特許である空気開繊技術について
    2. 開繊CFRP・CFRTPの特徴
  2. 開繊CFRP・CFRTPの機械的特性
    1. 開繊による層の薄層化と内部損傷について (著者の研究)
    2. 開繊CFRPの疲労特性 (研究レビュー)
    3. 開繊CFRPの圧縮特性 (研究レビュー)
    4. 開繊CFRPの衝撃特性 (研究レビュー)
  3. 開繊CFRP・CFRTPの製品例
    1. 開繊糸織物・開繊糸織物プリプレグ
    2. 開繊糸UD セミプレグ
    3. 開繊糸UD プリプレグ
    4. その他 製品紹介

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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