第1部. エリテマトーデス治療薬における狙うべき機序と治療薬開発の展望
(2015年8月20日 11:30〜13:00)
- SLEの基礎と臨床
- エリテマトーデス治療における使用薬剤
- 臨床診断と治療アルゴリズム
- 病変診断の実際
- 薬物選定基準
- 臨床医が薬物使用時に考えること
- 生物製剤への臨床現場からの期待
- 治療の現状と臨床試験の特徴
- 現場から求められる薬剤像
- 薬物治療の将来と今後求められていく製品プロファイル
※詳細なご講演内容は近日アップいたします。
第2部. ~グローバルな治験をおこなう際の~エリテマトーデスにおける臨床試験の進め方と被験者選定
(2015年8月20日 13:45〜15:15)
全身性エリテマトーデス (SLE) は、抗体産生B細胞の異常活性化による自己抗体産生が病因となる難治性疾患である。近年、関節リウマチの治療法が画期的な進展を見るに至っているのに対して、SLEの治療法は未だ画期的な進展が無い。講演では、SLEモデルマウス系を用いた解析から想定される治療ターゲットについて言及したい。
- 全身性エリテマトーデス
- 疾患概念と臨床的多様性
- 現行薬物療法の問題点
- 近年の基礎免疫学の進歩と分子標的
- 「リツキシマブ」、「オクレリズマブ」、「オファツズマブ」
- 臨床的事例証拠と有効性の根拠
- 第III相試験で脱落した開発品たち
- 失敗からの教訓
- この半世紀で唯一の新薬、「ベリムマブ」
- 第II相試験は主要評価を達成できなかった
- エリテマトーデスにおける有効性の評価
- 今後の開発品ラインナップ
第3部. 全身性エリテマトーデスの病態モデルから学ぶ治療ターゲット
(2015年8月20日 15:30〜17:00)
全身性エリテマトーデス (SLE) は、抗体産生B細胞の異常活性化による自己抗体産生が病因となる難治性疾患である。近年、関節リウマチの治療法が画期的な進展を見るに至っているのに対して、SLEの治療法は未だ画期的な進展が無い。講演では、SLEモデルマウス系を用いた解析から想定される治療ターゲットについて言及したい。
- SLE自然発症モデル系
- SLE発症に関わる遺伝要因のゲルムワイド解析
- 遺伝子領域変換コンジェニックマウス系を用いた解析
- MHCクラスIIおよびTNF遺伝子多型の関与
- FcγRIIB遺伝子多型の関与
- FcγRIIB発現欠損マウス系を用いたSLE治療ターゲット細胞の同定