本セミナーでは、誘電エラストマの医療関連への応用について詳解いたします。
最近、電界などで歪んだり、圧力を発生するエレクトロアクティブポリマー (EAP) を用いて、SFの世界で繰り広げてきた話が俄然現実味を帯びてきました。 近い将来、事故などで障害を負った方が、普通の人より数段優れた活動が可能になったり、自動車などがEAPで動く日がくると思われます。また、地震による建物の倒壊を防ぐEAPも市場に現れると考えられています。 誘電エラストマは、各種アクチュエータ、センサー、モータなどへの応用以外にも、発電現象を利用することで、既存のデバイスでは発電することが難しい緩やかな運動エネルギーで発電することが可能で、自然エネルギーをはじめ、人や動物・乗り物・建物などの動きから電気が得られることから、幅広い分野への応用が大いに期待されています。現在では、0.1gの誘電エラストマ型EAPで、1kgの重りを持ち上げることが可能となり、高出力が要求される各種アプリケーションへの応用が実現できるレベルとなりました。 本セミナーでは、各分野から期待が集まる誘電エラストマの詳細について、わかりやすくかつ詳細に解説します。