(2015年6月29日 13:00〜14:15)
最終処分場の残余容量のひっ迫とそれに伴う処分費用の高騰が発生し、また鉄スクラップ価格の不安定な変動により、使用済自動車の取引が逆有償化し、不法投棄・不適正処理が増大する懸念が高まったことを受け、2005年に自動車リサイクル法が施行された。 我が国において自動車リサイクル制度が整備されるに至った背景や制度設計の考え方、及び施行後10年を迎えた中で今後の自動車リサイクルの安定化・高度化に向けた取組について紹介する。(2015年6月29日 14:25〜15:40)
2013年に発売した「SAI」には、樹脂リサイクル材を従来比3倍使用し部品点数では約100点におよんでいる。トヨタ自動車 (株) が公表した2015年目標のリサイクルビジョン「バイオ材+樹脂リサイクル材の使用量を樹脂全体の20%技術確立」を2年前倒しで対応。トヨタの環境取組を紹介し、「SAI」の採用で加速のついた樹脂リサイクル材開発の紹介を行う。併せて「SAI」公表時の社外反響についても触れる。(2015年6月29日 15:45〜17:00)
2010年次世代自動車戦略の中で、自動車や関連産業及び社会全体の中長期的な対応のあり方に関する新たな戦略が提示され、自動車市場の構造変化に応じて、6つの戦略を打ち出している。資源戦略ではロードマップを作成し、素材の回収リサイクルシステム構築を求めている。しかしながら、プラスチックに関しては、リサイクルが進んでいない。今回は、プラスチック回収システムの構築事例を紹介しながら、自動車由来の樹脂カスケードリサイクルの可能性を紹介する。