粘弾性測定による樹脂硬化収縮の評価事例
(13:00〜14:30)
近年、塗料やコーティング材料として加熱工程が不要である光硬化性樹脂が注目を集めている。
特に使用する波長によって、その柔軟性および硬化特性を調整できるUV硬化性樹脂は幅広い用途で利用されている。
制振性などの柔軟特性、タック性やピール性といった接着特性といった物性を、 粘弾性測定を用いた粘性と弾性の同時測定により評価する手法を具体例と共に紹介します。
- UV硬化樹脂の柔軟性評価における粘弾性測定の役割
- 製造工程の流れとその問題点
- 粘弾性測定とは
- 粘弾性・粘弾性体とは ~身近に存在する粘弾性物質~
- 従来の粘度特性評価機とは ~回転粘度計の特徴と限界~
- 粘弾性測定装置とは ~最新の粘弾性測定装置の特徴~
- 粘弾性測定の基礎
- 粘弾性測定の概要 ~回転測定と振動測定~
- 回転 (静的) 測定の概要
- 回転測定の概要 ~変形方法、粘弾性変数~
- 回転測定例
- ニュートン流動現象 ~粘度が一定?~
- ダイラタント現象 ~粘度が上昇?~
- シアシニング現象 ~粘度が下降?~
- 振動 (動的) 測定の概要
- 振動測定の概要 ~変形方法、レオロジー変数~
- 振動測定によるUV硬化樹脂の柔軟性評価
- UV硬化特性の評価例
- UV光照射に伴う硬化過程の評価
- UV硬化後の熱硬化過程の評価
- 周波数分散測定による評価例 ~分子量・分子量分布の違い~
- 温度分散測定による評価例
- 熱硬化特性 ~温度変化に伴う柔軟性の変化~
- 温度特性 ~一般的なポリマー材料の評価例~
- 粘着特性 ~粘着材料のタック性、ピール性~
- その他の測定例
- フィルム成型における問題点と解決例~一軸伸長粘度測定~
樹脂硬化収縮率、収縮応力の測定とその解析
(12:50〜14:20)
高機能電子製品の組立において接着による接合箇所の占める割合が非常に多くなってきている。 そのため、その製品自体の機能、寿命に与える影響も大きく、その樹脂自体の硬化収縮率、硬化応力を知る事が重要である。
- 機能性樹脂の利用展開の現状
- 硬化収縮率測定方法
- 微量硬化収縮率測定方法
- 原理
- 精度
- 運用方法
- 応力測定方法
- 原理
- 精度
- 運用方法
- 熱硬化樹脂の収縮モデル
- 熱硬化樹脂測定例
- 光硬化樹脂測定例
- 要求される樹脂機能
- まとめ