PM2.5対応ナノファイバーフィルターの開発
(2015年8月19日 13:00〜14:30)
花粉、PM2.5など我々の環境をとりまく環境の悪化と共に、マスクやフィルターは日常生活に欠かせないものとなっている。これらのマスク・フィルターに求められる性能は3つある。
- マスクにおける息苦しさ (圧損) をどう低減するのか。
- 濾過性能 (PM0.3を見すえる)
- 耐久性 (使い捨てと繰り返し利用)
これらを主眼において、求められる要求性能を達成するためのマスク・フィルターの研究開発の動向を解説すると共に、エレクトロスピニング法を用いた、ナノファイバーを利用したマスク・フィルターを中心に紹介する。
- 圧損
- 圧損とは、その測定方法
- 圧損とフィルターとの関係
- 圧損を低減するには
- 微粒子とフィルター
- 花粉やPM2.5とは
- 求められるフィルター性能
- 現状のフィルターとその課題
- フィルター材料の耐久性と安全性
- ナノファイバーの耐久性と安全性
- フィルターの作り方
- エレクトロスピニング法によるナノファイバーフィルター
- メルトブローンによるミクロンファイバーフィルター
- 今後の展開 (日本における課題と中国、ベトナム、タイなどアジアにおける課題)
繊維層フィルターによる (PM2.5など) 微小粒子除去と活性炭素繊維によるVOC除去
(2015年8月19日 14:45〜16:15)
- 大気中の粒子状汚染物質
- 大気中の粒子状汚染の指標
- 大気中の浮遊粒子
- 繊維層フィルターによる粒子除去
- 繊維層フィルターの特徴
- 繊維層フィルターの濾過原理
- エレクトレット化の効果
- エレクトレットフィルターの特徴
- PM2.5に対するフィルター捕集率の評価
- ナノ粒子に対する繊維層フィルターの性能
- ナノ粒子の特性
- ナノ粒子の除去性能
- 活性炭素繊維によるVOC除去
- VOC排出抑制技術
- 活性炭素繊維の特徴
- 活性炭素繊維を利用したVOC吸着回収装置