第1部 国際共同試験でのモニタリング業務と国内試験では要求されない事項 (13:00~15:30)
これから国際共同治験の参加を考えている実務担当者、研修担当者を対象に、省令GCPとICH-GCPの相違点、国際共同治験で求められる業務・書類の背景および過去に発生した問題事例とその対策について紹介する。
また、FDAから発行されるWarning Letterから、FDA査察の視点を確認する。最後に、国際共同治験に通用するCRA/CRCの姿についてディスカッションを行う。
- 国際共同治験に関する規制要件
- 国際共同治験に対する行政の取り組み
- 国際共同治験の実施状況
- 全治験数に対する国際共同治験の割合
- 他国とのパフォーマンス比較
- 治験費用算定方法の相違
- 治験の質をどう評価するか
- 国際共同治験で増える業務/書類
- 発生する業務/書類と、その理由
- 具体的な問題事例と対応方法
- 英語の必要性
- FDA査察の視点
- 国際共同治験をより円滑に進めるために
- CRAに求められること
- CRCに求められること
第2部 FDAによる査察の実際
~FDAによる査察を受けたCRCの視点から~ (15:45~16:45)
グローバル試験ではありませんが、日本でFDAによる査察を経験しました。施設側の立場から、どのような査察が実施されたか、どのような点を確認され指摘されたかをお話しようと思います。
- 査察となった背景
- 査察準備
- 査察体制
- 査察期間
- 査察内容
- 挨拶
- J-GCPとICH-GCPの相違点
- SMOの位置づけ
- 治験実施体制
- 治験薬管理状況
- 治験開始前のトレーニング
- 必須文書
- 症例確認・記録のレビュー
- 責任医師へのインタビュー
- 気をつけていたこと
講師
第1部 講師
バイエル薬品(株)
クリニカルオペレーション
モニタリンググループ
アソシエイト・マネジャー
筒泉 直樹 氏
専門/主な業務
- 臨床試験 (治験) の立案・実施・マネジメント
- モニタリング担当者のトレーニング
- チームリーダー (カントリー・リードモニター) のトレーニング
経歴・経験
- バイエル薬品 (株) 入社、臨床研究 (現、クリニカルオペレーション) 配属。
モニタリング担当者として、CNS、Oncology、Cardiovascular領域の第1相~第3試験に参加。
- 2004年より、抗がん剤ネクサバール錠Rの国内第2相試験 (腎細胞癌) にスタディーマネジャーとして参加 (2008年承認取得) 。
- 2008年より、アソシエイトマネジャーとして、卵巣癌、卵巣癌、非小細胞肺癌等に対する第2相/第3相国際共同試験に参加。
- 2009年より肺高血圧症治療薬の第3相国際共同治験で、モニタリング、コーチングおよびサポート業務を行っている。
また、社内のグローバルスタディー国内責任者 (カントリーリードモニター) の導入教育および継続教育を行うとともに、社外でも医師会/大薬協/EFPIA/ACRP等が主催するセミナー/研修会でICH-GCP等のトレーニングを実施している。
- ACRP CCRA、ACRP認定トレーナー
第2部 講師
医療法人財団 池友会
福岡和白病院
臨床薬理室
係長
山崎 千恵子 氏
専門/主な業務
- 第Ⅱ~Ⅲ相の治験、製造販売後臨床試験を中心に、CRCとして業務に従事
- 事務局も兼務
複数名同時受講の割引特典について
- 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
- 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)