本セミナーでは、製品の誤使用による事故の未然防止とその対応策について詳解いたします。
(2015年7月31日 10:00〜12:00)
新聞、テレビ、ラジオの報道では、最近になって製品等による事故が数多く報告されている。事故の原因は、明らかに製品の不備を要因とする事から、製品が対象としていない人の使用による事故、取扱い説明書の説明不足、更に明らかに、使用者の誤使用、などさまざまである。その中には、高齢者並びに子供が製品を使っての事故も報告されている。その中には、事故の対象となった製品が高齢者、子どもを対象としないで作られたものも含まれているが、その注意表示が伝わっていないことも事故の原因になっていることもある。 注意表示の再考と共に、高齢者及び子供を対象としていなくても、事故がおきないようにするにはどうしたら良いかを、この講座では考えていきたいと思っている。
(2015年7月31日 12:45〜14:15)
われわれの身の回りには,数えきれないほどの工業製品がある。より使いやすく,安全な製品が望ましいことは論をまたないが、この2つの要求を同時に満たすことが難しいことも事実である。 安全性 (使えるか否か) と操作性 (使いやすいか否か) を決定する力学指標を実験的に導出することで、安全かつ使いやすい製品の実現可能性を検討したい。
(2015年7月31日 14:30〜16:30)
人は、誤使用や不注意による事故から免れないといわれる。そして、火災や転倒などの事故に遭う。子どもは、あらゆる製品で被害をうけやすく、高齢者は燃焼器具や暖房器具で事故を起こし、重篤な被害に至ることが多い。なぜだろうか。ガスライターの警告表示をみると「子供に触れさせない事」と明記してある。誤使用や不注意の事故や、子ども・高齢者の事故を防止する方法はないのだろうか。 製品のリスクを低減するための設計を体系的に説明する。